Archive for 5月, 2007

土本典昭特集:ネオネオ坐

木曜日, 5月 31st, 2007

「ネオネオ」とカタカナで書くと「スネオ」みたい、ですね。
ドキュメンタリ映画や実験映画の上映イベントスペースとして活用されている御茶ノ水の“neoneo坐”にて、土本典昭監督の特集上映とトークイベントが開催。
ちなみにこれは、『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』の公開記念イベント。
■neoneo坐
■『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』
2007年6月2日(土)より渋谷・ユーロスペースにてモーニングショー
最近たまたまだけど『ドキュメント路上』と『パルチザン前史』を続けて観て興味を抱いた土本典昭。でも本当は、この方は水俣運動映画で有名なのですよね。そんなわけで、このイベントに行ってみるべかと考えているところ。

理想と現実のハザマで

木曜日, 5月 31st, 2007

この「東京タワー」の一連のブームはなんだったんだろう。なんて思ったのは、「東京タワーの映画を観たよ」とバイト先で話をしたら、大学生のコに「まちわびさん、がらじゃないですねえ。意外にあんなん観て泣いちゃうタイプだったんですかあ~。」なんて言われたから。「東京タワー」が好きだと寒いやつだと思われる?リリーさんの小説なのにね、なんだかテレビドラマの“泣かせ路線”が本来の原作のイメージまでも食ってしまったような現状なのか?
さて、原作は読んでいないからなんとも言えないけれど、映画は、テレビドラマとは物語の芯の部分のとらえ方がまったく違った感じの、ある家族の風景を普通のテンションで淡々と描いた(決して大げさに泣かせようなんていう演出はなく、むしろ排除している)、シンプルでとても好感のもてる作品に仕上がっていた、と思う。
監督が松岡錠司なのだ。松岡監督作品は語れるほど観てはいないけれど、いつも大げさでないけれど控えめでもないあたたかなまなざしが感じられる演出のドラマに好感を抱いていたような気がする。うーん、特に「この監督のここがすごいのだ」という魅力までは見出せていないけれど、ちなみに同居人は松岡作品ならば『トイレの花子さん』が傑作だと言っていた。わたしはどれかと聞かれたら『きらきらひかる』とか『私たちが好きだったこと』とか。
で、『東京タワー』の客層が、わりと中年のおじさんおばさんが多いことにも驚く。
あれは若い者が自分の母を思って泣くお話なのだと思ってたけど、場内には60歳前後のおば様6人組がど真ん中に陣取って、途中からすすり泣き鼻をかみ、終わったあとも「良かったわねえ~」とハンケチ片手にどやどやと盛り上がって去っていったのだった。他、中年の夫婦とかも多く、とても年齢層が高い。あの映画を観てあのおば様たちは希林さんに感情移入して観ているのか?そしたら、オダジョーみたいな息子が老後の面倒をみてくれて、死ぬまでには苦労させられたバカ息子と和解できるんだわと、愛を確認できるんだわと、今後に希望を抱くのか。・・・いやいや、実態は限りなく『魂萌え!』に近い。かわいいわが子は年をとればとるほど、ただのわからずやのおっさんおばさんになってしまう。親からしたらどうやらそうらしい、自分の家族も例にもれず今まさにそんな複雑な親子関係を形成しているのでよくわかる。
そういえば、『魂萌え!』を観ることをすすめたのに観なかったくせ、『東京タワー』を観たがったうちの母。
帰り道にこんなことをぐるぐる考えてしまって、映画の感動もぶっとんでしまったのだった。
 
『裁かるるジャンヌ』★★★★★
『吸血鬼』★★★★★
『東京タワー』★★★
『サン・ジャックへの道』★
『モンパルナスの灯』★★★★

ジャック・ベッケルの一撃!:青森県立美術館

木曜日, 5月 31st, 2007

動物園なら旭山、美術館なら金沢市。ではなく、青森県立美術館も相当熱いです。
■「ジャック・ベッケルの一撃!」美術館の映画祭2007
2007年6月15日(土)-17日(日) at 青森県立美術館
これまた、たまたま最近『モンパルナスの灯』を観ましたけど、これ、ジャック・ベッケルの映画でしたよ。
なんでジャック・ベッケル?…昨年が生誕100年だったそうなのだけど、特に目立った特集上映もなかったとかで、蓮實さんご心痛のご様子で?なのかはわかりませんが、青森がのろしをあげたというか手をあげたというか。
ま、これはすべて勝手な推測。なにはともあれ、貴重な機会でございます。
あ、ゲストに青山真治監督も来場。

青山真治監督『こおろぎ』:東京日仏学院

木曜日, 5月 31st, 2007

どうなんでしょう、劇場公開はあるのでしょうか?・・・と、不安もよぎる青山真治監督『こおろぎ』。
■東京日仏学院
■『はじまり』(監督:パスカル・ランベール)、『こおろぎ』(監督:青山真治)&トークセッション
2007年6月2日(土) at 東京日仏学院
でもね、大丈夫だよね、『月の砂漠』だってもうだめかと思って忘れてしまった頃に、ひょいと公開されて観る事ができましたし。このたびはパスカル・ランベールさんというフランスの方とのトークイベントでの上映。もしかしたらもしかして、『こおろぎ』を観られる貴重な機会にもなりかねないので、みなさん押しかけてみてはいかがでしょうか?

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