Archive for 5月, 2007

君は土本典昭を知っているか?

月曜日, 5月 7th, 2007

はい、私は名前だけは存じておりました。が。
■『映画は生きものの記録である』公開記念イベント“君は土本典昭を知っているか?”
2007年5月10日(木)17:15~ at アテネフランセ文化センター
*内容の詳細はHPにてご確認を。
■ユーロスペース
先月のアテネ小川紳介特集にて『パルチザン前史』を、同居人が持っていたビデオで『ドキュメント 路上』を最近観ましたが、有名な水俣病映画の方がまだなので、私はまだ土本典昭を知りません。が、私が観た2作品ともに、ものすごくかっこよい映画でした。
■富士日記2(※宮沢章夫さんが日記の中で土本映画について言及しています)

連休

火曜日, 5月 8th, 2007

サービス業の仕事をしていると盆も正月も連休も、なーんも関係ないのだけど、私の場合、なぜかお盆やお正月やGWには体調を崩すというジンクスがあり、その時期には精神的にも不安定になる。病は気からというし、具合が悪くなると嫌だなーと心配するから体調を崩すのか、体調を崩してばかりいるから心配が沸き起こるのか、もうどっちが先なのかわからないけど、とにかく憂鬱な時期なのである。
当然、GWだからといってまるまる仕事は休みではなく、普通に仕事だったり休みだったり。
山形で大変なことが起きている。ま、死人が出るような事ではないのだけど、ガタヤマ在住の友人たちが苦しんでいるというので、最近そのことが気がかりで心を痛めている。連休中にガタヤマ友達が泊まりに来たので、そこらへんの事情を直接聞いて、さらに困惑する。なにもできない自分も不甲斐無く、無念。
その、ガタヤマ友達が滞在中にわたしは1日だけ休みだったので、得意の谷中根津千駄木方面へご案内。谷中銀座でいつものメンチカツとビール。猫街散策。千駄木古書ほうろう。根津神社でつつじまつり。谷中珈琲。オヨヨ書林。
GWは会社員の友人がお休みなので、偶然休みが合えばひょいっと一緒にお出かけすることができるところが、よい。
ヤマダーがもらったサンクチュアリのギャラにたかって、寿司を食いに行ったり、門前仲町の老舗居酒屋に出かけたりもした。人におごられるのは楽しいな。門前仲町にはまあまあ良く行く。生まれたところが近くなので、土地勘もあるし縁もあるし、なにより懐かしいので良く行く。その日は、亀戸天神の藤まつりへ行ったらものすごい人出で、早々に切り上げてバスで門前仲町へ。途中下車して、清澄庭園に立ち寄る。フランス人観光客の団体が鯉にえさをやっている。GWだからといってあほみたいに混雑もしていないし、気持ちのよい庭園を満喫した。初夏の庭園は清清しくて気分がよい。門前仲町への道中、歩いていたら小津の生誕の地という看板を見つけた。そう、小津は江東区を愛した映画監督だった。江東区に生まれ育ってよかったなあと思った記憶はあまりないけれど、今になって、小津の映画の舞台の多くが江東区だと言われると、なんだか誇り高い気もしてくる。生まれを聞かれると「江東区です」と言いたくなる。けど、実際は東京の人でも江東区なんか興味のある人は少ない。ましてや小津と関連付けて思い浮かべる人はとても少ない。小津が愛した下町情緒も薄っすらと残るばかりの江東区。ヤンキーがまだ生息する東京でも数少ない地域だ。ぐるり下町散歩、終点の居酒屋はいつも開店前から行列が出来ていて、もし入れたらね、と行ってみたらちょうど3席空席が。1杯180円のコップ酒をがぶがぶ飲んで、激安の新鮮な刺身や煮魚に舌鼓。ヤマダーは壊れたi-podを修理したいと銀座に向かい、わたしと同居人は相当酔ってなんとか乗り換えて、帰宅する。
「道中気の向くままにお酒なんか飲めちゃうところが東京のよいとこだね」と、ガタヤマ友達と話したけど、田舎にいるとどこへでも車で出かけるために、確かに道中偶然見つけるおもしろいお店とか、あまりないもんね。なるほど、東京に暮らす楽しみってこういうところ大きいなあと実感したGWのお出かけだった。
あ、案の定体調も崩した。扁桃腺も腫れたし、胃腸炎もやった。紛れもないストレスだ。
門前仲町を愛した祖母が、このGW中に亡くなった。祖母との思い出がたくさん詰まった門前仲町を歩いた。
 
『翔んだカップル』・・・念願の鑑賞。感激で初めから泣きそうだった。尾美としのりが怪演で驚いた。
『セーラー服と機関銃』・・・やっぱりテレビ画面で観るのとでは違うなあと、初スクリーン鑑賞で再び感涙。終始死臭の漂う映画ながらこのはつらつとした生命力を感じられるというのはなんなんだ!
『炎上』・・・実は初雷蔵映画。『五番町夕霧楼』を思い出した。
『ぼんち』・・・実はお気に入りの女優・倉田マユミさんがぼんちの家の女中で語り手という、オールスター競演ではるけれどなかなか地味な映画に感じた。
『台風クラブ』・・・これもスクリーンでは初。随分と子供の頃にテレビで観たので、記憶が曖昧で、そのパズル合わせのように見てしまった。壁抜けするカメラにぞくぞくする。工藤夕貴はやっぱり大女優だなあと思う。
『光る女』・・・で、これはまったく初めての鑑賞。マンデー満ちるは当時スターでもなかったらしいのだけど、こんな主演の映画の企画がどうやって通ったのか、キングコングさながらに東京上陸する武藤敬司、どですかでんのようなごみの山。いったいなんのことやら、と困惑する映画だった。安田成美が夏目雅子に見えたりもした。
『雪の断章』・・・これまたまったく初鑑賞。斉藤由貴はこれで相米にしごかれて一人前になった、という映画らしく、服を着たまま川は泳ぐし、走るし反るし叫ぶし。そういえば、相米映画でヒロインは必ずえびぞりする?
『下町~ダウンタウン』・・・涙涙の戦後の下町のお話。山田五十鈴先生が素晴らしい演技を披露。
『乾杯見合い結婚』・・・見合い結婚をする前日に、青春の悔いについてじたばたする男女の物語。こてこてコメディではあるけれど、ほろりいい話もあって、SP作品ながら珠玉の一本(ダウンタウンも)。

アニ*クリ15:NHK1分間アニメーション

土曜日, 5月 12th, 2007

番組と番組の間に1分間ドラマを放映してやや話題になったNHKが、今年1年は同じような放映形式でアニメーションを制作するんだって。
■アニ*クリ15
「15」といのは15人のクリエーターが参加するという意味らしい。放送予定がいまいちわからないけど、NHKばかり見ている我が家は結構遭遇率高し。アニメはさっぱり詳しくないけど、押井守さんや新海誠さんら一般的にも知られている方も参加していて、すこ~し楽しみです。

大人の科学マガジン:紙フィルム映写機

日曜日, 5月 13th, 2007

映画ファンなら誰しも一度は夢見ますねえ~、“お家でマイ映写機にフィルムをかけてみたい!”
そんな夢を叶えてくれる雑誌「大人の科学マガジン」の特集“紙フィルム映写機”。ふろくでもれなく付いてきますって!
■大人の科学マガジン
雑誌では青山真治監督が実際にこれを使って作品を作っていて、それがHPで公開されてます。
どうしよう、買う?悩むね、とりあえず本屋行って売ってる現物見てくるか。2300円という価格も高くないよね。

祭りの季節

月曜日, 5月 14th, 2007

今日はたまたま休みだったんだけど、新聞の一面に神田祭の写真が載っていて、そーかー今日やっているのかー、早速ネットで場所の詳細を調べて行ってみることにした。
実は、わたしはお祭り女である。
神田方面に職場のあるヤマダーに電話して聞いてみたら、「秋葉原にもみこしとか飾ってあったよ」と言うので、とりあえず秋葉原方面から神田明神を攻めることにする。
秋葉に降り立つと、すでにお祭りムードむんむん。掛け声やお囃子があちこちから聞こえてきた。人込みや音を頼りにうろうろ。今どき地域の祭りに、若い担ぎ手がたくさん集まって、街角に休憩所を置き、年配者が貫禄たっぷりにはっぴを着込んで(着物も多い)偉そうに神輿の後を歩く。ここは東京のど真ん中ではないか!・・・東京といえば祭り!と言えるほど、どの地方に比べても祭りの活気がすごい。せっかく東京に暮らしているなら一度は祭りに参加するなり見物するなりしたらいいと思う。いつもの土日の秋葉とはちょいと雰囲気が違い、カメラを提げた人もアイドル目当てではなくて今日ばかりは年中行事のシャッターチャンスを狙うおじさんカメラマンが多い。人込みを掻き分けて、神田明神を目指す。途中、コンビニで缶ビールを買って飲みながら、歩く。さすがに神田明神が見えるあたりまでくると、すごい混雑。
神田明神の敷地内に入ると、屋台の湯気とか人込みの喧騒とかで心身ともにもみくしゃになる。
各地区のみこしがじゅんぐりに社殿のまん前まで突き進んできて、神主さんからお払いを受けて、地区の代表さんがマイクで挨拶をして一本締め、という流れて祭りは進む。
2,3の地区のそれらの工程を見学して、退散。
湯島天神へ流れる。
谷中珈琲で一服。
御徒町であずきアイスとまぐろ丼を食べて、帰宅する。
火事と喧嘩は江戸のはな。でもね、祭りもお江戸のはなでっせ。
来週は待ちに待った浅草・三社祭です。みなさまもどーぞ。
 
『東京上空いらっしゃいませ』・・・相米映画の枠を超えて考えても一番といっていいほど好きな映画。何度見ても泣けてしまいます。静と動、生と死、牧瀬里穂の生き生きとした死人ぶりに泣けるのですね。いつもの相米映画では中盤から出てくる「赤」が、この映画では「赤」から始まって「白」で終わりました。~とかなんとか、語ることすら許されないのが、相米映画なのだということが、今回の特集を観ていて思い知ったことでもあります。

『ミリキタニの猫』

金曜日, 5月 25th, 2007

というわけで、ガタヤマ映画祭ではおなじみの“マサさん”ことマサ・ヨシカワさんプロデュースのドキュメンタリー映画『ミリキタニの猫』がユーロスペースにて晩夏公開が決まりまして、HPもオープンしてました。
チラシもなかなか素敵ですねえ、なんか、ジャパ~ンってかんじで。あちこちの映画祭をまわって、いよいよ日本公開。楽しみです。
■『ミリキタニの猫』
■ユーロスペース

アキ・カウリスマキ特集:ユーロスペース

金曜日, 5月 25th, 2007

待望の新作『街のあかり』の公開を記念して、特集上映が開催。全作品一挙上映だってさ!
■ユーロスペース
「特集上映:カウリスマキのあかり」2007年6月23日-7月6日
実はそんなに観たことないんですよね、だから今回たくさん観れたらいいな。でもたぶん混むんだろうなー嫌だなあ。

官能の帝国 ロマンポルノ再入門

金曜日, 5月 25th, 2007

相米特集でうっかり『ラブホテル』を見逃した人も、ラピュタ阿佐ヶ谷の田中登特集で『マル秘色情めす市場』満席であぶれちゃった人も、これでひと安心ですね。
■官能の帝国 ロマンポルノ再入門
2007年6月2日-22日 at 渋谷・シネマヴェーラ
なみおか映画祭がポルノ映画の特集どーのこーので中止に追い込まれたことなんて、四半世紀前のことのように思えるほど、昨年~今年はたくさんのにっかつロマンポルノやピンク映画が一般劇場で鑑賞できるトーキョーです。やっぱりあれは、どーかしてたね。

相米映画と、わが人生

金曜日, 5月 25th, 2007

相米特集が終わってしまって、なんだか今年が、人生が、終わってしまったような喪失感。
せっせと通ったので達成感もあいまって、心身ともに疲れ気味です。
この、心地よくもない疲労感もおさまらないうちに、またあれよこれよと観たい特集上映がはじまってしまい、、、私の人生はどこまでもこんな風で続くのか、、、いやこのままではいけないでしょ、、、でも川島雄三だけには行かないと、、、いやいやロマンポルノも捨てがたい、、、やっぱりどこまでも続くこの生活にわれながらうんざりです。

祭りもおわり

金曜日, 5月 25th, 2007

早く終わってくれないとしんどくてしんどくて、と、少々疎ましくも思っていた相米特集が終わってしまい、終わってしまえば終わってしまったでやっぱりさびしくもあり。
春は祭りの季節です。しつこいけど。
三社祭は今年も大賑わい。今年は警察の警備もすごかったけど、それに負けない浅草の熱気が、警察の気配さえも消してしまっていたね。何時間でも見ていたい浅草寺のおみこしわっしょい。ビール片手に掛け声かけて、わーわー勝手に盛り上がって、浅草の繁華街を練り歩き、おなじみ六区の映画館街もかすめて映画のポスターにうんたらかんたらちゃちゃ入れて、今回は引き上げ時間がやや早かったので、かっぱ橋にも立ち寄って、おまけに稲荷町のブクオフもひやかして『子猫をお願い』DVDを格安でゲット、疲れ果ててぼんやり地下鉄で帰宅。
祭りは、遠足と一緒で、行く前の晩あたりが一番楽しみでわくわくして酒飲んでいい夢みちゃうんだよね。行ったら行ったで大疲れ。帰り道はもうよれよれで次の日はぐったりする。
それはそれは心地よい、生きるために必要な疲れなのだが。
熱を出すと悪いものが出る、といったようなものの種類の疲れ。
そう、私にとって相米映画とお祭りは、同じようなものなのだった。
 
『さくらん』・・・熊谷秀夫の照明を確認するために観た。
『赤い文化住宅の初子』・・・不幸の自覚が足りない初子に胸きゅん。漫画も読んだけど、とても忠実に映画化していると思う。私は大好きですけど。
『お引越し』・・・もう、もう、おお泣きですた。
『夏の庭』・・・中休み。
『ポッキー坂恋物語』・・・どれも平凡だけどちょいちょいどきっとするところもある佳作。
『あ、春』・・・今回2度目のスクリーン鑑賞で新たな感動がたくさんありました。さすがは中島丈博の脚本?!
『風花』・・・3度目のスクリーン鑑賞で、見えていないものが見えた気がした。
『ボロ靴交響楽』・・・宮城まり子の全身のバランスがおかしい。
『鬼火』・・・とんだ拾い物の大傑作。怪談。千葉泰樹はどうして巨匠になりそこねたのか?

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