Archive for 9月, 2006

『ホッテントットエプロン-スケッチ』上映会

金曜日, 9月 22nd, 2006

『のんきな姉さん』の七里圭監督作品『ホッテントットエプロン-スケッチ』の上映会が秋葉原で開催。
■『ホッテントットエプロン-スケッチ』
■上映会:2006年11月16日(木)―17日(金) 秋葉原UDX 20:00start
今回の作品も生演奏付きのイベント上映。そろそろ普通の劇場公開劇映画も撮ってもらいたいなあと思います。期待してます。
■愛知芸術文化センター
■『眠り姫』HP(*七里監督の日記があります)
 

ヨシワラ散歩

火曜日, 9月 26th, 2006

ここはよしわら。吉原神社。いわずと知れた、あの吉原にある、神社。『サユリ』とか吉原モノ映画にもたびたび存在が出てくるので、一度は行ってみたいなあと思ってはいたけれど、今日はたまたま向島百花園に満開の萩の花を見に行こうかと出かけて、帰り道にせっかくだからあたりをうろうろしようと歩き回った結果、たどり着いただけのことなのだった。

コンビニで「吉原にいきたいのですけど、」と、とぼけて道を聞く。店長らしきおじさん、やや動揺気味に道を教えてくれる。花街・吉原は、今は単なるソープ街。急なカープを曲がって交番をかすめて、そこから目の前に広がった風景、そこはもう別世界。数え切れないほどの風俗店の看板。軒並み、通りのすべてのお店が風俗店。(と、「喫茶○○」。これは紹介所なのだそう。)右の路地も左の路地も、どこを見ても風俗店。昼間だけど黒服の、わりかし品のよい客引きのおじさんがそれぞれの店頭にひとりずつ立っている。さすがにその光景に、このまま直進していって大丈夫だろうか?と一瞬怯んだけれど、ま、公道だし昼間だしなと思い直し、どきどきしながらもじもじと歩いて通り抜けることにした。
吉原というところは、神社とかしきたりとか縁起担ぎとかそういった古くからの風習などを重んじる土地なのだそうだ。神社では、吉原という街の歴史の解説が録音テープで流れる装置があったり(これ、結構滑稽な仕掛け)、時代と共に移り変わった町並みが絵地図で紹介されていたりする。全盛期の売れっ子さんの年収表とか、業種別(トルコとか芸者置屋とか)の店舗数の時代ごとの変化とか、データ的なものまで掲示してあって、なるほど勉強になる。・・・でも、ここって神社だよね?

そういえば、隅田川河川敷をうろうろするにも、浅草あたりはどきどきするね。あのあたりは青テントの住宅密集地で、どうしてもそちらに目がいってしまうけども、目が合ったらどうしようという緊張感もあり、散歩しているけど気は休まらないというか。目がまま泳ぐ。
吉原には大変興味を持ってしまった。その土地についての歴史など調べてみようかなと思った。いろいろなドラマがあったところだろうな。いまだに怨念渦巻く場所だろうな。昔の監督たちがあそこを舞台にたくさんの映画を作った理由はよくわかる。
そういえば、現代版はなぜ作られないのかな?
時代背景的に面白くないからだろうか?
山谷はなんでああいう街になったんだろうか?

向島からスタートして、隅田川沿い散策、山谷をかすめて吉原経由、最終地点はやっぱり浅草。ぶらり途中下車(というかずっと徒歩)の旅、今日も終点・神谷バーで電気ブランを一杯ひっかけてほろよいで帰宅。
 
『ロフト』(2005年、黒沢清監督)★★★★
『進め!ジャガーズ 敵前上陸』(68年、前田陽一監督)★★★

お詫び・反応欄に投稿出来なくなっていました

水曜日, 9月 27th, 2006

いつもシネマ忍者を閲覧いただき、まことにありがとうございます。
ホームページ管理者のヤマダ一です。
今回はご利用いただいている皆様に、お詫びしたことがあります。
各記事詳細欄の下部にある「反応投稿フォーム」ですが、
7月より昨日までの間投稿が一切出来ませんでした。
これは昨晩、まちわびより『「反応を送信する」ボタンを押しても、何も起こらない、投稿されない』
との連絡を受け判明したことです。
調べた結果、必須項目のチェック用Javascriptの1行を書き間違えていたため、どうあがいても情報が送信されない状態になっていました。
※現在は修正が完了しておりますので、投稿可能です。
本当に申し訳ありません。

アイドル!展

木曜日, 9月 28th, 2006

キーワードは「アイドル」、のアート展。
■「アイドル!」 横浜美術館 2006年10月7日(土)~
確かに草間さんはアイドルチックです。けど、そういうわけではなくて、「アイドル的」な表現とかそういったことみたいです。ちなみに小学生の女子に人気の異様な着せ替えゲーム「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」も参加。蜷川実花も参加。おもしろそうだね。

「ライフ」展

木曜日, 9月 28th, 2006

・・・といっても、終了間近です。
■「ライフ」展 ~10月9日(月・祝)まで!いそげ! at 水戸芸術館
岡崎京子が参加してるって、どういうことよ?!と思ったら、本人の了承を得て原画等を展示しているらしい。へー。7月からはじまって、気がつけばもう終了間近。行けないなあ。みんな、行ったの?

第7回東京フィルメックス

木曜日, 9月 28th, 2006

気がつけばもうそんな季節。フィルメックスの上映作品など内容がいよいよ発表。
■第7回東京フィルメックス 2006年11月17日-26日 有楽町朝日ホール、他
オープニング上映だから混むかなあと思いつつも、やっぱり観たいなあジャ・ジャンクーの新作はさあ。コンペには、ジャ・ジャンクーの助監督をしていた人の映画もあったり、招待作品にはアピチャッポンや黒沢清、ツァイ・ミンリャンもある。さてさて、お仕事スケジュールとにらめっこですね。

「荒木経推 東京人生」

金曜日, 9月 29th, 2006

なぜか江戸東京博物館にてアラーキーの大回顧展が開催。
■江戸東京博物館 「荒木経推 東京人生」2006年10月17日-12月24日
「東京人生SINCE1962」という写真集の出版記念で開催されるようなのだけど、荒木さんは東京生まれの東京育ちで、東京のよい時代もひどい時代も見てきた人なので、きっとわたしたちが見たことのない「がつん」とくる東京情景を見せつけてくれるにきまっていますね。 いかねば。

高橋幸宏が来仙ライブ…

金曜日, 9月 29th, 2006

イマサラジローなネタなのですが、高橋幸宏氏がせんだいメディアテークにてライブをするそうです。
■notweb
■高橋幸宏+スティーブ・ジャンセン+Her Space Holiday“Something Blue, Extra” 
2006年10月2日(月)19:00start at せんたいメディアテーク1Fオープンスクエア
残券わずか、だそうです。そらそうだ。
でも、メディアテークの1Fだったら、建物の1Fにいたら模様は見えなくても音は充分聴けそうな予感。それでも行く?行っとく?

「ドキュメント 綾さん―小沢昭一が敬愛する接客のプロ」

土曜日, 9月 30th, 2006

吉原デビュー?(町を見学してきただけだけど)をしたので、なにかそっち方面の本が読みたいとぼやいていたら、同居人が貸してくれたのが、これ。
■Amazon.co.jp
あまりお安く売っていないみたいですけど、相当おもしろい。小沢昭一さんの聞き書きで綴った、伝説のトルコ嬢・綾さんの半生記。特別すごい女、というわけではない。けれど、彼女のこころもちなどあっぱれなところが多く、その話に対する小沢氏の敬意のこもった受け答えがまたおもしろいというかなんというか。よくある週刊誌的なエロ話はなるたけ省いて、あくまで「水商売≒芸人」という枠組みでのインタビューなので、お堅い方にもおすすめ。

思い出した

土曜日, 9月 30th, 2006

今日はバイトが休みで、新宿に『グエムル』を観に行く。
歌舞伎町の劇場に行く道すがら、そういえばこのあたりだった、風俗ビルの火災で40ナン人が死んだ事件、ふと思い出した。
あの事件があったのは、2001年。9.11のあった年だ。
あの年の、9月10日にわたしは新宿でナンバーガールのライブをみていて、その日の夜にホテルで見たテレビの報道で大好きな相米慎二が死んだことを知った。東京には大きな台風がきていて、翌日その頃住んでいた山形に帰ることが出来なくなって、9月11日夜は仙台駅前のビジネスホテルにいた。
夜の新宿の歌舞伎町を歩くのも正直初めてだった自分に、あの焼け跡なまなましい風俗ビルの姿は、今でも鮮明に記憶に残る。
さて。
別に知り合いがあの事件で死んだとか、そういうことではないのだけれど、なぜか記憶に残るあの事件。古い話だけど、あの吉原は火事がよくあったらしい。あの事件の報道の中で注目されたことといえば、姉妹で風俗嬢をしていて、ふたりとも死んでしまって、母親が顔までは出ないものの、インタビューをうけていたこと。いっぺんにふたりの娘をなくした母親に対して、ワイドショーのレポーターが聞いたことといえば「(母親が知っていながら)どうしてふたりの娘を風俗で働かせていたのか?」という点。まるで責めていた。それがとても嫌だった。頭にきた。常識がないのは、その母親なのか?それとも報道?
どうしたって、必然的に、なりゆきに、自分の人生を道なりに歩いたらそうなった(風俗で働くことになった)という人は、たくさんいると思う。だって、そういう職業=生きる道が、わたしたちの社会に準備されているんだもの。生まれながらに避けれらない人だって、信じられないけれど、いるのだ。
と、別に自分は風俗で働いてもいないし、肉親に風俗勤務者がいるわけでもないし、熱く語る必要などないなのだが。風俗に限らず、なのだ。そうやって、なりゆき思うまま生きたらそういうことになった、ということは、どんな人にもありうることのはず、だといいたいのだ。
というわたしも、なりゆきで、今は東京でアルバイト暮らし。
 しかし…今のこの気持ち、今読んでいる小沢昭一の「ドキュメント 綾さん」の影響強し。
人生最悪だ、と思ったもん負け。起きたこと、今のこの状況、すべてまるっと自分の責任だと理解して飲み込んで、それで辛くてもどうにかはいつくばって次に向かわないと。人がどう思おうがどうでもいいのだ。自分次第。結果次第。死ぬ間際後悔しないように生きたい、とだけわたしは思う。
毎日おなかいっぱいごはん食べられてるだけでも幸せなんだもの。ありがたやありがたや。
 
 
『愛妻日記』(2006年、サトウトシキ監督)★…劇場で観る画質ではない、今どきありえない、金返せとお客に言われても言い訳できないひどい画質。というわけで、そのあたりで気持ちが萎えて、映画は楽しめず。
『グエムル 漢江の怪物』(2006年、ポン・ジュノ監督)★★★…わたしは怪物モノ映画は全然観ないので、この映画もその観点からは全く評価せず。怪物と戦う家族の話、という想像できなかった映画だったけど、観たら意外に人間味溢れる映画でまあまあ感動。スパイダーマンなみに俊敏な怪物にも胸キュン。ぺ・ドゥナはじめ、家族の面々が魅力的だったと思う。しかし、“おれは社会派監督だ”という意識は捨ててしまった方がいい気もするこの監督。肩の力抜いたらもっと面白い映画撮れるかなと。(生意気だわたし、好きだからこその期待)

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