Archive for 7月, 2006

女は二度生まれる

土曜日, 7月 1st, 2006

そもそも、二度も三度も生まれ変われるのだおんなという生物は。
バイト先の同僚の彼氏がバンドマンで、そのライブに誘われてのこのこ行ってみる。帰りにお酒をたくさん飲みすぎて、意識不明のまま帰宅。目が覚めると、板の間の茶の間に寝そべっていた。幸い翌日はバイトは夕方出勤だったのだけど、同居人2人からは軽蔑の目。久々の悪酔い。落ち込む。
ガタヤマより出張で友人が来る。英国ブランドのインテリア部門の、山形店の副店長。わたしとは比べ物にならない立派な生き方のお人。インテリア関係の研修でこのたびは一泊二日のご予定で東京出張にござった。その合間に我が家にやってきてくれて、しかも一泊してくれた。久々の来客に我が家もわく。1日は自由になるのだよというので、自由が丘~浅草~新宿をぶらぶら。晩御飯は我が家で夏なのにおでん。近くの商店街に美味しいねりもの屋さんがあって、とりあえず初めてのお客さんにはそこのねりものを食べてもらうことにしているので、夏なのにおでん。ま、いけるもんです、夏なのにおでん。彼女は、わたしの友達にしては珍しくお酒はまったく飲まないけれど、わたしと同居人は酒、客人はペリエで、土産に頂いた漬物をつまみに、仕事のこと生活のこと歳をとってしまったことドキ山のこと女も男も生きていくのは大変だなあということ、などなどおしゃべりした。
久々に付き合いの長い友人と語り合ったりして、なんだか考えたな。恋愛も仕事も暮らし方もなにもかも、自分で選んできた結果を、ある程度大人になって受けとめることの残酷さ。おとなになるって大変だなあ、と。
男の人は特に、その残酷さにぐったりやられてしまう人が多いみたい。こんなはずではなかったなあ、これからどうやって生きていったらよいのかなあ。どちらかというと女は、こういう問題を延々と悩めずに、ああもうどうでもいいやと、逃げ道をみつけて器用に生きていける人が多いみたい。
わたしもたぶんにケセラセラ~の女なので、これからも何度でも生まれ変わって生きやすいように生きてゆく、と思う。
 
『間宮兄弟』(06年、森田芳光監督)★★
『洲崎パラダイス 赤信号』(56年、川島雄三監督)★★★★★★★★★★・・・・最高。

ドキ山受賞作品「ダーウィンの悪夢」、劇場公開決定

火曜日, 7月 4th, 2006

昨年の山形映画祭で審査員特別賞&コミュニティシネマ賞を受賞したドキュメンタリ映画『ダーウィンの悪夢』が、劇場公開決定。
しかも、シネマライズのお正月映画として登場。
■『ダーウィンの悪夢』
■YIDFF
忍者社長が昨年のドキ山で1番おもしろかったと絶賛していた映画でした。ビターズエンドさんが買ったことも素晴らしいこと。シネマライズがお正月映画として選んだこともびっくりうれしい。たくさんの方々にドキュメンタリ映画のおもしろさがさら~に広がる良い機会になれば。ライズさんの客層のみなさんにこのような映画が受け入れられたら、きっとドキ山映画祭も一般的映画ファンの全国区になる?

MIZOGUCHI2006~没後50年 溝口健二 国際シンポジウム

火曜日, 7月 4th, 2006

毎年恒例みたいですね、だれそれの没後何年生誕何年シンポジウム。
なんでも今年は溝口健二。
たくさん監督作品があるものの、現存するフィルムはわずか。はっきりいって多くを見たことある人はどれだけいるのだろう?と、それでもみんなで溝口はあーだこーだと語るんだなあと、素人のわたしは奇妙なことのように思われるのだけど、ま、あるもの見ただけでも「溝口の素晴らしさは完全だ!」ということですよね、ね。
・・・別にいやみとかでなくて、ほんとど素人の素直な感想です。
■WEB MIZOGUCHI
ジャ・ジャンクーも井口奈巳さんも出演することですし、この機会にシンポでも参加して、溝口の素晴らしさをわたしも学んでみようかと思います。

「PLANTED-プランテッド」創刊

水曜日, 7月 5th, 2006

ロハスとかエコとか流行言葉とつながって思えてしまうけど、キャッチーな園芸雑誌、創刊。ベランダで植木いじりが趣味です、という人を「ベランダー」というらしい。我が家にもベランダーはいますから、そりゃもう、創刊号買っちゃいます。
■PLANTED WEB
なにせ、編集長はいとうせいこう。 「いとうせいこう、ホンマタカシのベランダ見学会」という見出しにイチコロですね。

没後10年・渥美清特集

木曜日, 7月 6th, 2006

気がつけば名優渥美清氏も没後10年だそう。
■「没後10年 名優渥美清特集」 2006年8月4日(金)-18日(金) at 東劇
おなじみ寅さんだけでなく、森崎東監督の作品など喜劇の名作がなかなかそろっています。

星空上映会2006

金曜日, 7月 7th, 2006

毎年恒例となった映画空間さん主催の「星空上映会」。今年も変わらず開催しますよーとのご一報頂きました。立派ですね。そしてチラシも素敵。
■「星空上映会」
2006年7月22日(土)19:00start
上映作品:『旅姿人気男』『どんぐりと山猫』『べっかんこ鬼』の三本
場所:慶昌寺(山形県西置賜郡小国町足水中里。小国町立玉川小学校足中分校隣)
■映画空間
(※HP更新されてないけれど、掲示板あたりに情報がころがっています)

池袋で宍戸錠

金曜日, 7月 7th, 2006

そういえば「間宮兄弟」を観た。
おもしろいかと聞かれれば、そうでもなかったけれど、塚地の演技がとてもよかったし、なにが悪いかというと、特にあげるところもなくて、おもしろくはない気がするけど、悪い気はしない、といった、なんとも気持ちの悪い感想を抱いた映画だった。
ただ、個人的に超身近に「まるで間宮兄弟」を知っているために、新鮮な驚きというよりも、ああこういう兄弟って世間体は悪いんだな世間の人は気持ち悪がるんだな、という認識をもったというか。
ま。
先週末からやや体調が悪くて、せっかくの休みを寝て過ごす。なので、昨日の休みはせっせと新文芸坐へ。「脇役列伝」、ジェリー藤尾編。文芸坐はいつになくすいていて、しかもいつになく臭った。銭湯の下足箱の臭い、雨の日のアメ横地下街の臭い、たとえようのないあの、臭い。臭ったどころではなくて、わりと鼻がきくわたしは軽い吐き気と戦いながら映画を鑑賞。臭いに罪はない。けれど、臭いを放つ人には罪はないだろうか。軽い殺意さえ覚えるさ。でも、映画館は公共の場だからそうわたしもわがままは言えない。とにかく次回からはなにか対策グッツを持参しよう。
んんん。
だけど映画はとてもおもしろく、だけど帰り道は胃のむかつきを抑えるのに必至。それなのに、行くときから寄ろうと思っていたパン屋に立ち寄る。駅前の老舗パン屋。ぶどうパンが110円。
増村の「偽大学生」。
東大を4年浪人しても入れなかった男が、大学生を装って大学に通い、やがて学生運動のグループにも所属するけれど、ひょんなことから実は東大生ではないことがばれて、「おまえはスパイだ」と監禁されて、挙句の果てに頭がおかしくなってしまう、というお話。学生運動の振りかざす正義だってホンモノといえるのか。ニセモノとホンモノの違いなんて。・・・ごってり皮肉の笑えない笑える話。「マンダレイ」のような映画をあの時代に増村は作っていたんだな、と、ちょっと考えすぎてもみたくなる、素晴らしい映画だった。
夏だけど。夏だからこそ、涼しい映画館が天国なだあ。大好きな散歩も当分はおあずけだー。
 
『拳銃は俺のパスポート』(67年、野村孝監督)★★★
『偽大学生』(60年、増村保増監督)★★★★★

女の子たちの喜劇特急

土曜日, 7月 8th, 2006

古い日本映画の特集で、ラピュタ阿佐ヶ谷を追う快進撃が続くシネマアートン下北沢。
■女の子たちの喜劇特急 2006年7月8日-8月4日 シネマアートン下北沢
岡本喜八監督『結婚のすべて』や増村保増監督『最高殊勲夫人』なんかは、ぜひとも観に行かないとなあと思っているところ。夏は暑くて大変ですけどね、映画館通いも。とほほ。

河瀬直美監督『影』、ただいま劇場公開中

土曜日, 7月 8th, 2006

昨年の山形映画祭で特別上映された時に観て、まあまあびっくりしました。まあなんてよくできたフェイク・ドキュメンタリーなんでしょう!と。
■河瀬直美
■ショート・フィルム・マーケット2006
なにかと何本立て上映ですけど、東京の劇場ではおそらく初上映。そして最後の上映かも?

『チーズとうじ虫』、いよいよ劇場公開

土曜日, 7月 8th, 2006

山形映画祭で、これほどに多くの人が口々に「すごくいい映画だったよ」と噂した映画が、いまだかつてあったでしょうか。
■『チーズとうじ虫』 2006年7月8日(土)よりポレポレ東中野・モーニング&レイトショー
お客さんの質が高い山形映画祭において、あの評判の高さ。観て損はない映画だと思います。安っぽい感動にあきあきだ!という方には特におすすめ。確かな、手ごたえのある感動が、きっと味わえる珠玉の1本です。是非。
まずは予告編(監督自ら編集したらしい)でうなるべし!

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