Archive for 3月, 2006
水曜日, 3月 1st, 2006
戦前のニッポンで、なぜか流暢な日本語で日本の歌謡曲を歌ってレコードを吹き込んでいたバートン・クレーンという謎のアメリカ人の作品集が、このたび発売。新聞記者として来日したのに、宴席で歌ってみせたでたらめな歌詞の日本歌謡がコロンビア・レコードのお偉いさんに大評判。ワルノリでレコードに吹き込んだものが発掘されて、それでこのたび発売。無条件でたのしい、とげとげした夜にこの1枚。
■「バートン・クレーン作品集」
※「ペット・サウンズ・レコード」のHP。詳しい解説付きで、通販でも買えます。
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木曜日, 3月 2nd, 2006
昨年行われた「FISHMANS presents “THE LONG SEASON REVUE”」というライブの映像を中心に、フィッシュマンズの軌を映像で綴った音楽映画『LONG SEASON REVUE』。フィッシュマンズのPVなどを手がけていた映像ディレクターが監督をつとめ、過去の未公開映像なども見られるらしい。みんな大好きフィッシュマンズなので、DVDは発売されるけれど、やっぱり劇場で、大音量で、しっかり鑑賞したいよね。
■『LONG SEASON REVUE』
2006年3月25日(土)より渋谷・アミューズCQNにてレイトショー。
■フィッシュマンズ
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木曜日, 3月 2nd, 2006
月曜日。
アルバイトの面接に行ったのだけど、募集内容と実際は労働条件が相当違っていて、それで、その場で面接は合格したのだけど、結局断ってしまった。あーあ。骨折り損のくたびれもうけ。わざわざ遠く離れた町まで面接に行ったのに。せっかくなので、帰り道はそこいらをうろうろして、知らない神社にお参りしたり、人形焼屋さんで焼きたての人形焼を買い食いしたり。2時間程かけて、気がついたら銀座界隈。
火曜日。
うさくさするので、映画を観に行く。うわさのユーロスペース。わたしにとって「円山町」といえば、「東電OL殺人事件」なのだけど、かつての花町はいま映画の町に生まれ変わろうとしています、というわけにはいかないのだけど、確かにホテル街にどえらいおしゃれなビルが建っていて、そこは地下から4階までが映画館なのだった。その3階部分が、新ユーロスペース。柳町監督の久々の新作『カミュなんて知らない』は、大学教授におさまってしまった中年映画監督の日々のかなしみ、というか、おもしろくないこともないし、おもしろいこともない、観ていて飽きもしないけれど夢中にもなれない。それはわたしに大学生活時代がなかったからであろうか?んー、わからないけれど、妙に冷静に気持ちが乗れない、でもなんだか興味深く見入ってしまう、不思議な映画だった。
なにより、新ユーロの、石造りのロビーの居心地の悪さに、これはわたしが悪いのか建物が悪いのか、よくわからない複雑な心境になってしまった。無意味に動揺。これは映画鑑賞にも影響あったかも。
水曜日。
再び渋谷。今日は1日映画の日。待ちに待った『好きだ、』鑑賞。静かな映画なので、もっと録音をよくしてほしかったなあと思う。しかし、宮崎あおいは、よかった。きらきらしていない方が彼女らしいので、わたしはすっかり「NANA」で彼女のオーラはもう死んだ、、、などと決め付けていたところがあったけれど、オーラ復活。寝癖付け気味の髪とか、化粧っけのまったくない、無愛想な顔、とか、彼女の本来の魅力が全開。永作博美も、もちろん西島秀俊も、とてもよい。お話の、最後のちんけな仕掛けが、とても残念に思ったけれど、足し引きすると、ま、好きな映画の1本。
木曜日。
今日はもう木曜日。テレビでは叶井さんがモデル・監修だというドラマ「東京ラブシネマ」の再放送。んー、映画業界人はほんとにこんなにきらきらしている人ばかり?うっとおしいくらいの熱血漢なんて今どきいるのかしらん?つまらないドラマだけど、にやにやしながら、いろいろ憶測ふくらませて、見る。
『カミュなんて知らない』★★
『好きだ、』★★★☆
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土曜日, 3月 4th, 2006
「エレファント」のガス・ヴァン・サント最新作『ラストデイズ』は、カート・コバーンの死にインスパイアされて作ったという問題作。モデルにしている、とは、ひと言も言っていないながらも、観た人は誰もが頭にカート・コバーン像が浮かんでしまうというくらい、主人公の生き様は、彼によく似ているのだそう。うーむ、これはみんな、観たいでしょ。
■『ラストデイズ』
2006年3月18日(土)よりシネマライズ
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土曜日, 3月 4th, 2006
このたびのアカデミー賞を総なめにするのではないかー?といわれているアン・リー(「グリーン・デスティニ-」)監督最新作『ブロークバック・マウンテン』。そうか、ぼくたちゲイだったのかも―20歳のある日、季節労働に行った先での1度のあやまちを、その後の人生にも引きずってしまって、そして・・・という若者ふたりの物語。そうです、ぼくたちゲイなんです―という映画が近年多い中、こういった映画がなんだか「新しい」感覚に思えてしまうのは、錯覚なのかどうか。映画を観て確かめないといけません。
■『ブロークバック・マウンテン』
2006年3月4日(土)よりシネマライズほか
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土曜日, 3月 4th, 2006
「茶の味」の石井克人監督が新たに仕掛けてきた映像作品『ナイスの森』は、三人のクリエーターによる21のエピソード=150分という珍?大作。浅野忠信と寺島進が、BOSSのCMの役どころまんまに出てくるらしい。さまざま豪華キャストによるどうでもよいお話が、ちょいと楽しみ。
■『ナイスの森』
2006年3月25日(土)よりQ-AXシネマほか
■Grasshoppa!
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月曜日, 3月 6th, 2006
「ミリオンダラー・ベイビー」で劇場用映画の脚本家デビューを果たしたポール・ハギス、初の監督作品。しかし!監督デビュー作にして、アカデミー賞作品賞を受賞してしまいましたね。
すっかり、「ブローク~」受賞かと思い込んでいたので、超サプライズ。
ある自動車の衝突事故にかかわった人々の、愛や憎しみや葛藤、それぞれの人生。この“衝突”は偶然か必然か。思いもよらない隠れた事情が徐々に紐解かれてゆく展開に、くぎつけ。・・・とはいうものの、観ようと思ってはいるものの、わたしもまだ見ていません。忍者名誉会長の瀬々敬久監督は「今年ナンバー1の1本」だと絶賛してます。
というわけで、あまり話題に上がっていなかった映画だけど、アカデミーの影響でもしかして今週から激混みしたら嫌だな、の予感。観た方、感想おまちしています。
■『クラッシュ』
東京:シャンテシネ、新宿武蔵野館にて公開中
山形:2006年3月11日(土)よりムービーオン
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月曜日, 3月 6th, 2006
3月3日は父の誕生日。
3日ほど前に実家に送らなければならない書類があったので、それと一緒にお菓子を買って送った。昔の人なので、あんこが好き。あんこがたくさん入った、老舗の人形焼を送ったのだった。
そして、3月3日は、わが忍者肝心要のキーパーソン、ヤマダーの誕生日でもある。
当日は仕事で来られないということで、翌日土曜日に、ヤマダーを我が家へ招き、お食事会を開いた。昼過ぎまでぐだぐだして、夕方前に食材買出しに商店街へ。あら、今日はぼんやりうす曇のよいお天気で。空を見上げると、月。銭湯の煙突の先に、月。ああ、いとおかし。
鯛とホタテのお刺身カルパッチョ。
えびワンタン。
鱈のフライ。
焼きトマト。
豚しゃぶと春菊のだし汁つけ。
上海風やきそば。
さくらもち。
ヤマダーはワインを3本も買ってきたもんだから、その夜は大変飲みすぎてしまって、記憶を喪失。翌日、同居人含め、皆から叱られる。
飲みすぎた。確かに飲みすぎて、二日酔いでぐだぐだ日曜日。だけど、今日は行かねばならないところがあった。夜、這って新文芸座へ。今までビデオでしか観たことがなかった相米慎二の『魚影の群れ』をスクリーンで観られるまたとないチャンス。おまけに、同時上映は溝口健二『赤線地帯』。観終わって、10時半も過ぎていて、帰り道ラーメン食べて、家に着いたら12時をまわってしまっていたけど、それでも、這ってでも、行ってよかった。あー、感激。感無量。
雛人形はないので、先週自分で折り紙で作ったのだった。ネットで作り方を調べて、2時間かけて作った雛人形。はやく片付けないと嫁に行くのがますます遅れるのだけど、それでもなかなかの出来で、どうしても処分できない。ああ、複雑。
『魚影の群れ』(83年、相米慎二監督)★★★★★★★★★★
『赤線地帯』(56年、溝口健二監督)★★★★★
■参考:新文芸座特集上映「映画監督が愛した監督 日本映画監督協会70年の70本+1」2006年3月4日-24日
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月曜日, 3月 6th, 2006
はじまってしまってますが、新文芸座にて日本映画の特集上映「日本映画監督協会 創立70周年記念 映画監督が愛した監督 日本映画監督協会70年の70本+1」、なかなか見ごたえありです。日本映画監督教会70周年記念事業の一環のイベントで、ほか、記念作品として映画も製作されました。映画監督自身が著作権の確立と擁護を訴える、というテーマの映画で、300名にも及ぶ協会会員のそうそうたる映画人たちが製作に参加。映画の最後には大島渚監督まで登場するらしいという、この話題の映画も、このイベントで観ることができます。
・・・さて、何本観れるかしらん?早急に計画たてないとっ。
■新文芸座
2006年3月4日-24日
■日本映画監督協会
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木曜日, 3月 9th, 2006
“キェシロフスキ没後10年”ということで、最高傑作といわれている『ふたりのベロニカ』がニュープリントでスクリーンに蘇る。その色あせない輝きを、ぜひスクリーンで。わたしは実は、まだ観たことがありませんでしたから、よい機会になりました。
で。
キェシロフスキの遺稿「地獄」をダニス・タノヴィッチ監督(「ノー・マンズ・ランド」)が映画化した『美しき運命の傷痕』も、時期同じくしてこの春上映。
さらに。
キェシロフスキといえば、「トリコロール」3部作&「デカローグ」。それら作品を含めた14作品の特集上映も組まれているので、この春は予習復習さまざま、キェシロフスキ三昧楽しめそう。
■『ふたりのベロニカ』
2006年3月25日(土)よりBunkamuraル・シネマ
■『美しき運命の傷痕』
2006年4月8日(土)よりBunkamuraル・シネマ、銀座テアトルシネマ
■“キェシロフスキ・コレクション2006”
2006年3月18日(土)よりシネマアンジェリカ
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