Archive for 3月, 2005

エターナル・サンシャイン

日曜日, 3月 20th, 2005

「マルコビッチの穴」の脚本家・チャーリー・カウフマンは、この映画でこのたびのアカデミー賞脚本賞を受賞。ジム・キャリーとケイト・ウィンスレット主演のラブストーリーです。が、さすがカウフマンのお話なので、なんとも奇想天外な今までにないラブストーリーになっているとのこと。
失恋の痛手を回避するために、相手の記憶を消してしまう男女の数奇な運命のお話。
忘れられないことというのは、忘れられないそれなりの意味があるのですよね。
■エターナル・サンシャイン

高崎映画祭

火曜日, 3月 22nd, 2005

実際問題、見逃して悔やんでいる映画は、高崎映画祭が残らず拾い集めてくれている。「この映画はスクリーンで観ておかねば!」という映画は、ここで観れます。
山形の人なら、JR週末きっぷとか利用すれば、かなり格安で行くことができます。
こういう映画祭、というか映画上映イベントは、全国各地の映画ファンの宝です。
※「珈琲時光」も上映されます。
■高崎映画祭

追悼・佐藤譲

火曜日, 3月 22nd, 2005

「ユリイカ」をはじめとする、田村正毅氏と共に仕事をすることが多かった照明技師の佐藤譲さんが亡くなったのだそう。詳細はわかりかねますが、青山真治氏による追悼文がネットにて読むことができます。
忍者まわりにはゆかり深い作品にかかわった偉大なる技術者さんです。こころから哀悼の意を表します。
■boid

民族

水曜日, 3月 23rd, 2005

このさい、竹島は韓国にあげてしまいませんか?
改めて考えてみたら、日本国は第二次世界大戦の敗戦国ですよ。領土問題やらなんにせよ、いい按排になるならば、それでどうでしょうという気になってしまいます。
それは、やはり、「戦争を知らないー♪」僕らだからでしょうか?
わたしのかつての一族は、東京大空襲でなにもかもなくしています。祖父の家族はほぼ全滅だったのです。祖父は助かったけど、腑抜け?のような、すっかり戦争ぼけしたじさまになってしまって、仕事さぼるのはあたりまえ、よく幼いわたしを連れて、行方知れずになるような人でした。
そんな祖父の実家は、映画産業のはしりの、かなりの恩恵を受けた一家で。
フィルムの現像所を経営していたり、じいさんの兄弟は、カメラマンや撮影所の衣装やら、ほんと一族みんなが映画に関係する仕事を営む一族でした。
それが、なにもかも大空襲で焼き払われてしまったのでした。
のこったのは、一番末っ子の、戦争ボケした祖父。
そしてわたしは、その祖父の一番かわいがった孫でした。
そんなわけで、ところかわって山形くんだりで映画にまつわるあれこれわがまま繰り広げているわたしですが、今年は戦後60年。新聞によると、戦後50年は「戦争を知る人々のひとくぎり」、戦後60年は「戦争を知らない世代が試される元年」らしいです。映画というキーワードを背負って生まれてきたわたしとしては、どうにかなにかしら、示せる年になればと思う今日この頃です。

山形にも春が来た

金曜日, 3月 25th, 2005

山形にもやっとこさ春がきました。今シーズンは本っ当に雪がひどかった!
でも厳しい冬があるからこそほんのりと暖かくなる春の季節がいとおしく感じられるのも事実。私は春が一番好きです。特にこの山形の春が、何かが始まる感がとっても感じられて好きです。
シネマ忍者もファースト・アニバーサリーを迎えます。2003年の12月、駅前のクラブにて「シネマ忍者」の名称が決まった時(もちろんその時はまだまだチーム結成とはならなかったのですが)、1年も続けられるとは思っていませんでしたよ。
春を迎え忍者もエキセントリックかつアグレッシブにROUGH,TOUGH&DANGEROUSにゆきますよ!
さて、今週末はオキニのカーディガンに袖を通して『あずみ』 でも観に行くことにします。

愛し愛されて生きるのさ

金曜日, 3月 25th, 2005

「ニシノユキヒコの恋と冒険」という本を読んだ。
この新年より読み進めている川上弘美の、ようやくたどり着いた最近の刊「ニシノユキヒコの恋と冒険」。表題通り、ニシノユキヒコさんという一風変わった男性の華麗なる恋愛遍歴を1話完結の短編でお話リレー的に綴っている小説なのだが、それぞれに登場するニシノさんは、同一人物でありながら、それぞれに微妙に違った趣のある、魅力のある男性なのだった。各編は、ニシノさんの恋愛相手である女性から語られる、ニシノさんのひととなりについてなのだが、それも、十人十色、出会い方愛し方付き合い方別れ方、決して一様ではない。あえて言えば、ほとんどの場合ニシノさんがフラれてしまうことだけが共通する。そして、ニシノさんはどの女性からも本気で愛されないまま、というよりは、愛することを拒まれ続けて生涯が終わる。一見、あるプレイボーイの武勇伝のようにも読めてしまうが、全編読み終えるとなんとも切ない気持ちになるのだった。
いわれてみると、すきになるのをためらってしまう人というのは、実際いる気もする。
プレイボーイという言葉もなんだか古くさい気もするけど、「ブリジット~」のヒュ―.グラントしかり、そのたぐいの男性は寂しがりやが多いのかしら?あっちの女こっちの女、誘われれば視線が合えば呼ばれれば、まるで猫のようにすっと心の隙間肌の隙間に入りこんでしまうニシノさん。殺したいほどムカつくこともあれど、それでもやっぱり憎めないニシノさん。
こんな男に生まれ生きたら、どんなにか楽しい人生だろう。
それでも、愛し愛され生きたとはいえない、ニシノさんの人生。んー、やっぱり切ないなあ。
だったら女ならばこんな人生、絶対真似しないけどあこがれてしまうのは、やっぱり宇野千代さんでしょうか。
100歳の誕生日に「わたし、このまましなないような気がするの」と言って、その数日後にぽっくり逝ってしまった宇野千代さん。文豪食いで有名ですが、日本で初めてファッション雑誌を創刊したのが彼女でしたし、わたしたちがたいてい思い浮かべるまんまるメガネのあの個性的なビジュアルからもわかる通り、戦前.戦後と末恐ろしく長い間、流行をひっぱるファッション.リーダー的存在だった一面もある。そんな彼女だからこそ、留学帰りでハイカラ好みの作家先生たちを次々とときめかせたのでしょう。高校生の時分、そんなお千代さんの特集雑誌を読んだ私は、生きるヒントを見つけるべく彼女のエッセイを何冊か読んだのだけど、正直時代錯誤、いにしえの恋愛論から今に役立つヒントを読み取れるほど、私は賢くなかったのでした。
しかし、お千代さんのように、次々と恋愛活劇を繰り広げ、それなのに下品にならないという業は、ひとえに才能とでも言いましょうか。伝説的な不埒なスキャンダルの数々も、「素直でかわいいおひとだから」と許されてしまう、そのひととなりとは?
わたしには到底そんな才能はなく、ただ、女としてお千代さんのそういう在り方は、ずっと憧れてはいたいなあと思います。
ま、わたしもそんなお年頃になりました。
…しかし、人は愛さないと愛されないのですね。今、暫定的にだけど納得の境地。

「ヴァンダの部屋」ヴィデオ・インスタレーション

金曜日, 3月 25th, 2005

早速先日観てきましたよ。なんだか感想をうまく言えませんが、一見の価値ありです。音がね、すごいんですよ、(笑…んー、ほんとうまく言えませんが、ただ無言で口をぽかんと開けて見入ってしまう、そんな凄みのある映像展示です。
映画版を見ていない方も、ちょっと苦手だった方も、どなた様も一見の価値ありです。
■せんだいメディアテーク
※3月29日(火)まで・連日19時より・入場無料

侯孝賢傑作選DVD-BOX

火曜日, 3月 29th, 2005

「珈琲時光」のビデオ化に合わせて、このたび90代以降の候孝賢監督作品より「好男好女」「憂鬱な楽園」、そして待望のソフト化「フラワーズ.オブ.シャンハイ」、「珈琲時光」以上4本と、インタビュー集・予告編などの特別付録DVDが1枚ついてのDVD-BOXが発売。
意外に東北のスクリーンではかからない侯孝賢監督の作品。しかし、傑作ぞろいなので、ぜひぜひたくさんの方々に観ていただきたいっ。わたしは大好きな監督なのです。そして、今回のBOXは、真剣に購入を悩んでいます・・・
■松竹ホームビデオ

コーヒー&シガレッツ

水曜日, 3月 30th, 2005

ジム・ジャームッシュ監督待望の新作。「コーヒーとたばこは最高の組み合わせさ!」予告ではそんなことを言っておじさんがうれしそうにほほえんでいました。わたしはたばこは吸わないけど、確かに、たばこが吸えたらいいなあと思う時というのは、喫茶店などでコーヒーを飲んでいるときの手持ち無沙汰感を味わったときです。たとえば会議、打ち合わせ、待ち合わせ、考え事、別れ話…たばこを吸えたらどんなに気が楽だったろうか。
そんわけで、コーヒーとたばこにまつわるドラマは人の数だけあるはず、そんな映画のようです。
■『コーヒー&シガレッツ』
2005年4月2日(土)公開

山形市立図書館内に山ドキ.ライブラリ分室がオープン

水曜日, 3月 30th, 2005

ビッグウイング(山形市落合)にあるドキュメンタリーフィルムライブラリーにはビデオ.ブースがあって、これまでの出品作品が無料で見ることができます。これはなんども忍者ウェブでは紹介してきましたが、ビッグウイングはちょっと遠い、利用しずらい、ゆかりがない、敷居が高い、そんな方々のために、このたび山形市民にはおなじみの市立図書館内に新たにビデオ.ブースが設置されましたー!やたーっ!
…正直、ビッグウイングはちょっと遠いなあーと、利用しながらも思っていたのでした。よーし、これからがつがつ観尽くすぞっ。
みなさんもこれからは「本を借りがてら1本」、そんなふうに気軽にドキュ映画に触れてみましょう!そしてゆくゆくは金曜上映会デビューもね!
■山形国際ドキュメンタリー映画祭

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