Archive for 11月, 2004

『誰も知らない』新庄上映会

金曜日, 11月 19th, 2004

カンヌの受賞などで映画好きのみならず世間を騒がせた問題作『誰も知らない』。まだ観ていない方、見逃しっぱなしという方、朗報です。
新庄ですけど、スクリーンで観られる機会到来。
毎回子供たちが大勢関わって上映会を作っている“プライマルプロジェクト”さんというところが主催。なので今回も子供たちが主催する『誰も知らない』上映会。・・・超ビミョーな設定ですが、作品はわざわざ遠方まで足を運んでまでスクリーンで観る価値ありの傑作です。まだの方、この機会にぜひ!
■新庄・最上タウン情報(上映会情報掲載・公式HPなし)

『クリスマス・クリスマス』

土曜日, 11月 20th, 2004

全国の大倉孝二ファンのみなさま、お待たせしました!待望の主演映画が公開。『クリスマス・クリスマス』は、大倉孝二と伊藤歩主演のコメディー映画。「ファンタジー保存協会」なるへんてこりんな会(ネーミングのセンスから言えば、まるでシネマ忍者!)に巻き込まれるカップルのドタバタ・クリスマス物語。協会メンバーには水橋研二も!
原作・脚本はワハハ本舗の方で、監督は大阪芸大のCM畑の方。そんなわけで、関西劇団関係の役者さんも総出演。もちろんワハハの方々も。
ちなみに、音楽は気志團。
単純に、な~んも考えず、観たい一本です。
■『クリスマス・クリスマス』
2004年12月4日(土)より渋谷シネアミューズにて公開
■ブロードバンド試写会(応募締め切り11月21日(日))

THE GO! TEAM

土曜日, 11月 20th, 2004

オレンジの紙がたまったので昭和に行ったのですが、そこでTHE GO! TEAMのTHE POWER IS ONっていうシングルを買いました。以前、ネットで視聴してみてかなり気になってたのですが、昭和的にも大プッシュ!状態で視聴コーナーにもアルバムが・・・。
音質の悪いスウィンギンなサンプリングソースに生ギター・ベース・ドラム、そしてヴォーカルが気持ちよく重なりあうって言う感じで、懐かしい感じもするけれど、でもノレル、ポップだし、それよりなにより夜走る時に聴いたら気持ちいいだろ!的な音。
サンプリングを多様しているからかオーストラリアのアヴァランチャーズとも比べられてたりしたけれど、コンピュータの前で音を編集するというよりはもっとバンド的なライブ感とか肉体感が感じられます。
もう最近は僕的に「ジョギングしながら聴いて気持ちいい曲=良い曲」になってきているのだけれど、ケミカル・ブラザーズのDJミクス以上につぼにハマる予感がしています(今日は雨だったのでジョギングはしなかった、早く走りたい!)。
ちなみにアルバムはお金がないので買えませんでした。しばらくはこのシングルでお預けです。

『スーパーサイズ・ミー』

土曜日, 11月 20th, 2004

米国大統領選が終わったあとで、友人が、「やっぱり映画が世の中を変えられるなんてことないんだね、がっかりだ」と言っていたのが印象的でした。ま、『華氏911』がたとえドキュ映画過去最高ヒット作だとしても、そしておもしろかったとしても、それを観たからといって、その内容をどれだけの人が真摯に受け止めるかという点はまた別の話、ということでしょうか。ま、それが映画というものであるとも言えますが。
が、この映画はちょっと違うかも。ある意味社会を動かしましたから。
たぶんニュースとか巷の噂でわりと知られている映画です。「1ヶ月間1日3食マクドナルドを食べ続けたら死にそうになった男の話」です。この映画も全米で大ヒット。公開後米国マックは、メニューの全面見直しを余儀なくされ、サラダやビーンズなどのヘルシーメニューが続々登場しているとか。そういえば、日本のマックにもいつの間にかサラダとか出てたしね。
この冬ぜひぜひ観たい1本です。
■『スーパーサイズ・ミー』

『バッドサンタ』

土曜日, 11月 20th, 2004

今年のクリスマス映画はこれで決まり。大好きな映画『ゴーストワールド』の監督テリー・ツワイゴフが、ブラックユーモア満載ながら心温まる素敵なクリスマス映画を撮ったそうな。主演はビリー・ボブ・ソーントン。ニクイねえ~。
しかし、東北では上映予定がなさそうなのが、泣けるところ。東京では4館同時封切りなのにねー。東北は決してスクリーン数少なくないのに、こういう状況、どうなのよ???これが俗にいうシネコンの懸念される所以?
ま、そんなことはさておき、どうにか機会を作って観てみたいものです。しかしビデオ出てからだととんちんかんな時期に見るわけで、あー、落ち込むなー(涙。
■『バッドサンタ』

チ~ラシ~

日曜日, 11月 21st, 2004

というわけで、連日の死闘の末に、忍者vol5のチラシが出来上がった。そのわりには大したチラシではないけれど、きちんと情報は載っていますので、手にする機会あらばどうか捨てずに読んでもらいたい、と願うばかり。
いつになくインチキ臭いビジュアルにだまされないでほしいのこころ。
早速今日は市内あちこち配り歩き、また、山形では一番人気の泣く子もだまる劇団・楽天夢座さんの公演にチラシはさみこみをさせてもらいに会場を訪ねたりした。
実は今日から4連休。月、火曜日は仙台・ぴあに行く予定だけど、明日はどうしようかと思案中。ほんとは家ですることがたくさんあるのだけれど、今になって土門拳記念館の企画展「ペルソナ」をどうしても見たくなっていて、行こうかなーとか迷っている。牛腸茂雄もまだ行っていないんだけどね。うーん。なやむなやむ。
しかし、ひさびさの予定のない週末で、かなり上機嫌。
そういえば、今日明日は蔦谷100円レンタルなんだったー。
さて。
今週は「アンテナ」と「雷魚」を鑑賞。
「アンテナ」:
とりあえずざんげします。忍者通信に「熊切さんにはもう見切りつけたー」とか書いたけれど、間違いでした。「アンテナ」、素晴らしかった。スクリーンで観られなかったことが残念。ある意味極上ホラー、だけど田口ランディ原作なのでやっぱり崩壊家族の再生物語。社会派だけど現実との漠然とした距離感も忘れず、瀬々監督の手法と少し似たところもみました。加瀬亮もよいし、ほんと、熊切さんごめんなさい。
「雷魚」:
うわさに聞く瀬々監督作品傑作中の傑作。旦那に捨てられた人妻がテレクラでひっかけた男をホテルに誘って殺す、犯行を知る男との関係ができる、続いてゆく殺人の連鎖...人の中にある殺意を呼び起こすスイッチは、実はどこにでもあるような、そんな薄ら恐ろしさを感じた。それはそれはリアル。たった72分の作品ながら濃密な時間が流れていた。乾いた空気の中でうごめく欲望(それはさまざまでうらみであったり愛であったり)むき出しの人々の姿が、痛く哀しかった。「人を殺すってどんな気持ちですか」なんて聞いてみる。限りなく余計なセリフを省いて情景で見せる演出。すべてのシーンが映画的。満点。
さあ、明日もチラシ配るぞ!だって瀬々監督が来るんだからっ!瀬々監督については、ピンクを観ないと始まらないんだから!エロス番長、たくさんの人に観てもらわなきゃ!きゃ!

嗚呼、兵馬俑!

日曜日, 11月 21st, 2004

今日の「新日曜美術館」は、上野の森美術館でただ今開催中の「大兵馬俑展」の特集だった。にわかに私は今、兵馬俑ブーム。どきわくしながらテレビの前で正座をして見た。海外にはまったく興味のない私だけど、先日友人たちと食事中「あー兵馬俑博物館は一度でいいから行ってみたいなー」とつぶやいたら、一番年下のアメ中ちゃんが「あー、わたし行ったことありますよー」とかほざいたのだ。なんでも、中学生の頃お母さんの中国旅行に同行したのだとか。なにだかわけもわからず見てきた様子。あー。初めて熱望した海外旅行も、もうその気は萎えてしまいました。
せめて上野にくらい行きたい!
で、今日は結局山形美術館にて牛腸茂雄レトロスペクティブを観覧。日曜日なので混んでいるかと思いきや、とってもすいていて拍子抜け気分。しかし会期もあと一週間なので、もう落ち着いてきちゃっているのかなーとも思うけど。私は佐藤真監督のドキュメンタリー映画『SELF AND OTHERS』を観てはじめて牛腸茂雄という人を知ったのだけど、映画を観たおかげで人となりは大体わかったものの、生の写真にふれるのはまるで初めて。なんというか、息を吸うのを忘れるくらい「息をのむ」状態が1枚1枚の写真の前で同じく続いてしまった。だけど息苦しさはなく、もしかしたら心臓が止まっているのかも?という不思議な浮遊感を得てたっぷり2時間観覧。幽体離脱みたいな感じだった。自分の体をどこかに置き忘れてきたかなと思えるくらい気持ちだけがガツガツとして夢中で写真を見ていたような。むしろ写真の方がリアルで、わたしの存在の方が曖昧のような、写真の持つ「生」にまったく負けてしまっていたのかもしれない。
とにかく、こころが震えました。
兵馬俑と牛腸茂雄。おかげで今日は有意義な休日でした。

底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間

月曜日, 11月 22nd, 2004

町山智浩・著「底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間”」
ヘンテコ映画や社会派映画のパンフレットなどで目にする町山智浩さん(アメリカ在住 )のコラム集です。息子・ブッシュが当選してから今年までの4年間の彼の文章が時期別に並べられていて、ブッシュ就任後どんどん悪くなる米国内状況が描かれています。ハリウッド映画やニュースからは伝わってこないリアールなアメリカ像が見えてきます。映画評論家ならではのマイケル・ムーアや(machiwabiも書いていた)「スーパー・サイズ・ミー」の監督インタビュー、「バッド・サンタ」の内容に怒るマイケル・アイズナー(ディズニー元CEO)の顛末も書いてありますので、映画好きにもお勧めです。
普通のアメリカ(「華氏911」で出てくる余り裕福ではない層)ってこんな風なのねっていうのが本当に分かりました。そう言う意味でマイケル・ムーアの作品(著作も含む)の副読本にも最適。
あと「アメリカって変!行ってみてー」って始めて思いました。貧富の差凄まじいらしいし。愛国法とかあるらしいし。なんか戦前の日本か現在の北朝鮮みたいだし。
で、一番感心したのは「自由の国アメリカが好きだ!だからアメリカに住もう!娘はアメリカで生んでアメリカ人にしよう!」という町山さんの行動だったりします。未来は開けている!というのを体言していますよね。
そんな彼の行動は「だったのに、自由の国アメリカは結局こんなに(最悪に)なっちゃったよ」という悲しいオチが付くのですが。

ぴあ1

月曜日, 11月 22nd, 2004

今日はぴあin仙台へ行ってきました。塩田明彦監督の伝説の8㎜作品『シャララ』を観たけれど、20年前の学生映画の世界がまず衝撃的で、かつて観た黒沢清監督『神田川淫乱戦争』を大いに思い出しつつ、あの、独特の、ゴダールだのドライヤーだのヨーロッパ映画観すぎ!なマニアな若者たちが大いに影響受けまくって作った映画、それはそれはほほえましい傑作でありました。
忍者活動も忘れずに、smtさんにチラシしっかりお願いしてきました。もう、チラシやチケットは、肩身離さず持って歩いているのです。営業部員とはそういうものであろうと、最近自覚が出てきました。なにより「シネマ忍者」というネーミングがはずかしいからみんなが進んで営業をしたがらないんだけど、わたしは手続き関係を担当しているので、銀行で「シネマ忍者さま~」、プレイガイドで「シネマ忍者さまですね?」、あちらこちら公式な?場所で何度もはずかしい目にあっているので、いい加減慣れてしまいました~。
先日行った東京の会議でも文化庁の方に「シネマ忍者様ですね」と対応されたし(笑。
ま、今でも初対面の人、初めて行く場所などで、「シネマ忍者と申します」と言うのはかなり勇気がいりますがね。...やっぱり名前って大事だ~。一周年記念で来春改名しよっか。
明日も仙台です、若松孝二です。
長い長いと思っていた4連休も明日で終わり。終わると思うと惜しさがこみ上げます。だってやっぱりなにもしないでやすみほうけた4日間だったから。

ぴあ2

水曜日, 11月 24th, 2004

今日もせっせとぴあ通い。
1日若松孝二監督特集だったのだけど、旧作の『水のないプール』と新作『17歳の風景』の2作品のみ鑑賞。『水の~』は噂どおりの傑作で、若き日の内田裕也の鋭い演技ならではの作品だなあと思った。水のないプールに立ってカメラ目線の内田裕也、それだけで十分映画的な映像になってしまっていたし。新作『17歳~』は、実際にあった事件である母親殺しの少年が北に向けて自転車を走らせた逃亡劇をもとに作られた映画。少年がひたすら日本海沿いの冬の道を自転車で走り続ける風景を、ドキュメンタリータッチで撮影していて、少年のセリフはほぼない。途中行き交う人々、少年が耳を貸した大人たちの会話などがはさまり、他は風景と少年のみが映し出される。独特の退屈感はあるもののそれは嫌な退屈ではないし、見終わってもしばらく記憶に残る強烈な風景だったと思う。なにより主演の柄本佑が良かった。彼はこれからよい映画俳優に育ってゆくと思う。
音楽の友川かずきもよかった(笑。「生きているって言ってみろー!」
上映後、若松監督のトークもあった。67歳?まだまだ若いのでまだまだ撮り続けてもらいたいもの。ビデオの普及など映画業界のさまざま転換期でも、さっぱり気にしていない様子だし、それならばまったく問題ないのではと思いますし。
できれば若松映画ならばやっぱり初期のピンクなんかをスクリーンで観てみたいなあ。『腹貸し女』が好きなのでー。(ジャックスの音楽が最高で)
今日も一日充実映画生活。
あー、気持ち切り替えて、明日から労働労働…

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