Archive for 10月, 2004
月曜日, 10月 11th, 2004
今日は、高校時代の同級生のお墓参りに行ってきた。若くして死んだ友人とは、どんどん年の差がひらいていって、少しおばさんになってしまったわたしたちは、毎年「死んで何年だっけ?」ととぼけた会話をごちゃごちゃする。今年もそんな会話から、どうでもいい世間話をひとしきり30分くらいして、帰ってきた。
死んでから何年経ったかは憶えられてないけれど、それは、死んだときのことが今でも強烈な印象で昨日のことのように思い出せてしまうからなんだ、たぶんそうだと思う。
昨日は友人宅に泊まった。持つべきものは、料理の得意な主婦の友人!ということで、モツ煮込みやらやっこやら手羽焼きやら、さまざま酒のつまみを準備して、旦那の留守にもてなしてくれた。女友達だけで飲めや食えや、今日は少し二日酔いになってしまって、墓参りまでの道中少し辛かった。
というより、このところのたまった疲労がこの週末爆発的に出てしまって、なにがどこが悪いのか、はっきりわからないけれど、とにかく調子が悪いのだ。肌もガサガサ。あたまも痛い。生きているって辛いね。
で、帰宅して、『青の稲妻』を観た。
このところ、寝てもさめても中国三昧。なんと、夢も中国語でみた。でも、中国語はわからないので、要するに、夢の中でも中国映画をみているみたいなもの?勝手に日本語に訳して理解してみてるの。まあ、なんて言っているかわからなくても、なんだかいい気分で夢の中にいる。
ほんとはこの週末は東京で若手中国人作家の特集上映を観ていたはずで、自宅の小さなテレビで『青の稲妻』とか観て、なんだか落ち込む。こんなの最低だっ。
でも、この映画は素晴らしい。ジャ・ジャンクーという人に比べたら、日本の若手監督のいわゆる才能なんて、どうなんだろう?と疑問に思うくらい、これが、これこそが才能だ!と思ってしまう。なんでこんな映像が撮れてしまうんだろう?と、あたまにクエスチョンがいっぱい浮かぶ。大したシーンではなくても、その移っている映像に心をかき乱される。青春とは~、自分でも理解不能な内なる衝動に振り回される様をいうんだろうなーとか思いながら、そんな衝動が自分の中を稲妻が走るようにびびびっと駆け巡り、惑い漂う若者たちの姿を描いたこの映画を、頭痛でぼわっとした頭でみていた。
今日もこのまま眠って、中国語で夢をみるといいな。もう日本語もいい加減くたびれますよ、だれとも会わずに一週間くらい引きこもりたい気分。
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火曜日, 10月 12th, 2004
そして今日は、『1980』を観た。
しかし、わたしは仮にも映画を紹介したりしてるHPや上映会なんかやっているシネマ忍者の一員だというのに、意外に映画を観ていないなーと、最近気がついて恥ずかしくなった。映画を観る優先順位は、「見逃したら一生後悔する」「今回を逃したらスクリーンで観る機会なんてもう2度とない」「これはビデオは出ない」といった最低条件ぎりぎりのものがまず1番になるので、フツーにレンタルにも出るものはおのずと後回しになる。そして見逃す。
ケラ率いるナイロン100℃の芝居は、衛星の劇場中継などで見て結構好きだったけれど、映画はね~どうせね~と、演劇人が撮る映画があまりすきではない自分は(寺山修司は別)、先入観で「おもしろいわけがない」なんて思ってしまっていたので、期待もしないで観た。忍者・ヤマダーは「わたしは大好きですよー」と言ってたのは聞いていたけどね、それでも信じられなかった。裏切られるのも嫌だしね。
が、どっこいどうして、とてもおもしろく、わたしはとても好みの映画なのだった。蒼井優はいいよね、よい意味であかぬけない、演技のどんくささも昔の富田靖子とか斉藤由貴とか、今なら池脇千鶴と同類の女優。ほんと、いい。また、テクノカットのヤマダーは、この映画気に入るはずだわー、と納得。YMOや近田春夫にぞっこんの高校生が、まるでヤマダー、まんまだった。80年代の青春にあこがれたりはしないけれど、映画サークルのエピソード、8ミリ自主映画全盛期にはみんな「ぴあ」目指して映画撮ってたんだろうなーとか思っておもしろかった。ある年代の人たちには意外にリアルな青春映画だったんじゃないのかなーとか思えたし、それがまたおもしろいと思った。
ちなみにわたしは高校時代は演劇サークルでした。
高校時代はどちらかというと演劇オタクで、やっぱりひとりで東京まで芝居見に行ったりしてるようなコだった。役者になるとかはぜんぜん興味なくて、制作とか演出とかの勉強したくて、渡辺えり子に手紙書いて、「高校卒業したら劇団でやとってください」とかいう、便箋5枚にもわたる長い熱い手紙を書いたのだったが、卒業間近になってもいっこうに返事が来なかった。
時が流れて、それが、なぜか20歳の春だったか、ひょっこり返事がきたのだった。わたしが手紙を出した頃はえり子さんはちょうど引越しの最中で、書類やら文書やらがごちゃごちゃになっていて、その中にわたしの手紙が2年間眠っていたそうな。そしてその手紙を読んで、「いまさらだけど、ぜひ会いにこい」と呼び出された。ちょうど地元で講演会があって、その楽屋で会ったのだけれど、面倒みてあげるから東京へ来いとの話。うーん、そのときはもうすでに演劇熱→映画バカの転換期にきていて、冷静に考えて、仕事を辞めて生活がらりと変えてまで行こうと思う情熱はなくて、断ったのだった。
あー、今考えると、あれは人生のターニングポイントだったのかも。もしかして今頃、えり子のマネージャーになって、どこかの業界人と結婚とかして、メトロポリスの高層マンションとかに暮らしてたかも。
その後、えり子さん主宰の劇団のお手伝いをしばらくして、劇団員の女優さんと文通したりして、なんとなーく関係は続き、それでもこの3,4年はまったく関係なく過ごしている。
18歳のわたしが書いたとんちんかんな手紙を読んで、どうしてえり子さんが「気に入った!」と言ってくれたのか?それはたぶん、自分ももとは山形のイモだったから、山形のイモがイモイモ言っているとどうしても見過ごせない、そんな単純な郷土愛だったりするんだろーなーと思う。
でも、わたしはそのときの勘違いがあって、こんな、シネマ忍者とか言いだしっぺに成り上がってしまったのだろうし、わたしにとっては結果的には影響の大きい出来事だったことには間違いないと思う。
思わず昔の演劇熱→えり子事件などなど思い出してしまったけれど、演劇といえば、『リアリズム~』主演は長塚圭史という演劇人。昨日、山形市内の劇団公演にチラシの折込におじゃましてきたのだけれど、そこにいた人たちは誰も阿佐ヶ谷スパイダースも長塚圭史もしらなかった。大ショック・・・。山形の演劇志人たちは、中央で活躍する劇団とかに興味ないのかなあ?まったく予想外の展開。『リアリズム~』のわかりやすい売りのあてが外れてしまいました~。
そういえば、「マイタウンあさひ」編集部の方からお電話をいだたいて、うちのことを記事でとりあげてくれるかも?という話。なんとかそこらへんでお客さんをつかめると良いのだけれど(涙。
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水曜日, 10月 13th, 2004
上映会ってどうやったらできるんだろう?・・・そんな質問をよく受けますが、うちは単純に、「上映したい映画がある→配給会社に問い合わせる→会場を手配する→宣伝する→上映する」これだけのことしかしていないので、本来の正しいやり方はわかりません。この講習会を受けるともしかしたら、たくさんお客さんを呼ぶ方法とかがわかるのかもしれません。なので、きちんと上映会に取り組みたいという方、参加してみたらいかがでしょう?
ちなみに、うちのメンバー・Hも忍者を代表して昨年参加しました。でも、話のレベルが違いすぎて、うちは「へ~」という参考程度にしかなりませんでした。志低いからなー。
■シネマ・マネジメント・ワークショップ
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日曜日, 10月 17th, 2004
担当がぜんぜん更新しない「写真物語」コーナー、さりげなく乗っ取ってみました~、まちわびです~。
うちのメンバーのアメ中という若い娘が今夢中になっているアーティストがいて、それが話を聞くところによると、紙コップを使ったアートなのだという。紙コップ・アーティスト「LOCO」さん。忍者集会の席でそんな話が出て、メンバーはみんな頭に「???」がいっぱいだったんだけど、なんとおとなり仙台では意外に知れた人みたいなのでした~。何度もイベントで来ているみたいだし、仙台在住の友人2名もやっぱり知っていたし・・・でも実際どんなふうなのかは依然想像できなかった今日この頃、そう、今日そのアートに触れてきたのでした。伊達ロックという仙台で行われてた屋外イベントにて、そのLOCOさんがオブジェ?のようなものを作っていたので、それを見てきたのでした。公園の木に糸電話がたくさんからまってぶらさがってました。それで、よく見る紙コップでできた丸い物体が公園内にころころ転がっていました。なので、せっかくなので、その丸いやつをよく写真で見るようにあまたにかぶったりして、遊んできましたー。LOCOさんはいなかったけど、作品見れただけでも、「あー、こういうことね」とちょっとわかった気がして楽しかった。アメ中はあちこち展覧会とか手伝いに行ってしまうほどの“とりまき”ぶりなのだけれど、それも悪くないのでは~?と改めて思ったりしました。
いいぞ!おまえさんもアーティストとやらになりなさいっ!忍者は応援するぞ!
・・・っていうか、みなさんLOCOさんって知ってました?
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月曜日, 10月 18th, 2004
アニキーーーっ!そう、アニキと言えば哀川翔さんです。デコトラ・シリーズ新作は、舞台が会津若松らしく、その完成記念上映会が会津若松の映画館で行われ、なんと翔さんもご来場!・・・映画はともかく生翔さんのばりばりトークを聞きたい!という方は要チェックですっ。
■哀川翔公式サイト
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月曜日, 10月 18th, 2004
しつこいけれど、ジョー・ストラマーの最期の2年間の姿をおさめたドキュメンタリー・フィルム『レッツ・ロック・アゲイン』の作品HPができていたので紹介しておきます。こういうの、山形の音楽バカのみなさんと一緒に上映会とかやりたいなーと思うのですが、あのーそこの音楽バカさん、どう???
■『レッツ・ロック・アゲイン』
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水曜日, 10月 20th, 2004
昨日は休みだったので、仙台・セントラル劇場にて『父と暮らせば』を鑑賞。さすが岩波ホールに行列ができる名高い傑作、見ごたえたっぷりだった。とにかく宮沢りえの美しさ、その美しさゆえの妖艶な雰囲気が、映画では父・原田芳雄が幽霊の役なのに、むしろ宮沢りえの方も存在が曖昧に見える錯覚さえしてしまう。このめまぐるしい成長、日本を代表する女優になりかねません。
でも、山形で上映される予定がないのがまったく残念。忍者はうつわが合わないしねえ、とても残念。
そうこうしているうちに、山本晋也監督の特集上映が今週末に迫っている。チラシを手書きで作ってみたけれど、当の銀幕さんと連絡がとれず、鬱々しているところ。今さらこれをばらまいたってどれほど効力があるかはわからないけれど、まあ、なんだ屋さんにさりげなく貼ってこようかなあと企んでいたりする。
忍者は意外にいい加減です。だから、集会は定期的には開けないし、連絡を取り合うのもひと苦労。広報部長のまちわびが表に出ることが多く、にわか「代表」呼ばわりされることもあるけれど、よい会社ほど社長はデクノボウだって言うとか言わないとか、わたしはお飾り代表みたいな存在で、忍者の中では一番役立たず。表に出てへらへらしているわたしの陰には、縁の下の力持ちたちがひかえておるのです。
あー、名ばかりとはいえ、もっとさまざましっかりやらねば。
今日は山形新聞さんからお電話。やっぱり「映画を簡単に説明して」の質問にしどろもどろになってしまった。あれじゃあ記事にはできないよなー。たぶん出ません。
朝日新聞さんよりメールをいただく。「個人的にくるり好き」の記者さん、観に来てくれるかもしれないとのこと。ぜひぜひおいでませ~の気持ちです。
そして、山大・阿部先生からもメールをいただく。学祭での映画上映会場でチラシを配ってくださったとのこと。は~。なんと教授様からありがたきお力添え。恐縮で泣きそうです。
そんなわけで、今日は腹話術ワークショップの会合もあったため、なんだかんだとこの時間。もう寝ます。
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木曜日, 10月 21st, 2004
ある意味“カリスマ女子高生”で一世を風靡した「しまおまほ」。両親が写真家という恵まれた環境の中で養われた独特のセンスで、漫画・イラストのみならず、エッセイなどもばか売れの人気者。この彼女の、家族あげての展覧会が水戸芸術館にてこの秋開催。さすがは、わが子の写真を撮るにもアートな感触があって、しかし子供の写真を多く撮っているのはお父さんだったりして、お母さんは仕事写真いってんぱりのところがあって、なにやら家族展として見るにおもしろい、意義ある企画展のように思います。
またもや、水戸。どうにか行きたいものですが。
■「まほちゃんち」(フジ・アートnet)
■水戸芸術館
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木曜日, 10月 21st, 2004
〈歌は世に連れ その2/歌謡映画の世界〉と題して、フランク永井と舟木一夫がそれぞれ主演の2作品を上映。共演者もそうそうたるメンバーですし、これは行かないとっ!
金曜上映会はいちげんさんも大歓迎の温かな上映会ですから、いまだ未経験の方もぜひ!そしてライブラリーシアターは音響もよく、観やすい、座席もよい、とてもよい劇場です。ドキュメンタリーはちょっと苦手・・・という方も、今回のような劇映画の機会に足を運んでみるのも手です。お待ちしておりますー。
■上映作品
・『羽田発7時50分』
監督:舛田利雄/出演:フランク永井、岡田真澄、白木マリ、二谷英明/1959/60分
・『君たちがいて僕がいた』
監督:鷹森立一/出演:舟木一夫、本間千代子、千葉真一、堺正章、高峰三枝子/1964/90分
■山形国際ドキュメンタリー映画祭
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木曜日, 10月 21st, 2004
今日は遊学館さんとの設備打ち合わせがあるために、仕事はお休みした。正味30分くらいで終わってしまったので、せっかくなので、映画を観た。
『サバイブ スタイル 5+』。あまり期待をしていなかったので、さりげなーく楽しく観ました。でも、1ヶ月くらいしたらどんな内容だったか忘れてしまうかも。キョンキョンがあまり魅力的に撮れてなくて残念。浅野は久々に浅野らしくて良かった。三輪明日美の超ミニスカートのウエイター役がとてもよかった。子供ひとり産んでるとは思えないスタイルとツヤ、大好きですっ。あとは、荒川良々は相変わらず。津田寛治もいつもどおりの役割を全う。総評するに、映画というのとは切り離して観たら、すてきな映像作品だったーという感じで大絶賛。映画としては、うーん、映画的!と感じるドキッが私はなかったなあ、そんなところ。
まあ、映画なんて個人の趣味だし、単なる一感想ですけど、うちでこんど上映する『リアリズム~』などの監督・山下さんの作品とは、正反対のタイプだなあとは思った。だって山下さんの映画にはおしゃれな人とか素敵なインテリアとかファッションとか、出てきませんから。どうもだっさい、さえない、じみー、そんな人々に焦点をあてたドラマばかり。私はどちらかというと、そういう風が好きなので、素直に「面白かった」と言えないのかもーと思う。
山下監督、シネマ忍者はなんでそんなにすきなのか?!・・・みんな思っていると思う。でも理由はそれほどありません、大好きなのはあたりだけど。懲りずに『くりいむレモン』も上映しようと思っていますし、ここまで山下まつり展開したら、いい加減山下さんにも来てもらわないとっ!とも思っている。西の出身の人は、寒い冬はいやだろうねー。
瀬々さんも、冬は寒いから嫌だなーとか思って、良いお返事をくれないのかもしれないね(笑。
なにはともあれ、会場費の請求書ももらってきちゃったし、フィルム到着時期も決まったし、物販も注文しちゃったし、もうどこにも逃げられませんんんーーー。
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