Archive for 3月, 2004
日曜日, 3月 28th, 2004
今日は日曜日。
朝、いつものように眠気眼でトーストと珈琲をもごもごしながら「新日曜美術館」を見ていて、ふと「行こうかー」とひとり思い立って、のこのこ山形美術館へ出かけてみた。
目的はもちろん「柳宗悦の民藝と巨匠たち展」。
柳宗悦って人は、日本民藝館の初代館長さんで、棟方志功の芸術界への道しるべを作ってくれた人としても有名。そんなことはさておいて、なーんも難しいこと無しにして言えば、この柳宗悦というおっちゃんは単なる金持ちぼんぼんの道楽古美術収集家で、なんだか変わりモンで物好きでお節介やきで放浪気質があって海外旅行大好きでなんでも知りたがりで、という自分の家族だったら結構迷惑な男だったろうなーという印象の人。で、結局集めた物全て、日本民藝館に寄付してしまった、というばかが付くほど無欲な人。
今回の企画展では、東京の日本民藝館収蔵品の中から、李朝の器とかアイヌの着物とかがやってきてて、そのほかに宗悦とゆかりの深い芸術家さんたちの作品を数点づつ展示、といった内容。私はやはり個人的に長年ごひいきの芹沢_介の作品がよかったなあ。今までも見たことあったやつだったんだけどね、何度見ても飽きないなあと、じっくり食い入るように見てきました。
ひととおり会場を廻って、で、「併催しております“俺展”も併せてご覧いただけます」と受付嬢に言われていたので、恐る恐るそのブースへ、、、
たぶんみんな知ってるみたいだけど、この“俺”とは中尾彬のこと。彬、コナワ彬と同じ彬。
俺マサ・彬は武蔵美の油絵科を中退してて、その後俳優になったらしい。でも、その会場はなんだか少し雰囲気が変。お店みたいな“陳列”てな風景。書画とか書が描かれた屏風とか絵皿とか色紙とかコップとか、要するに結局のところ、販売目的の展示なのだということがすぐにわかった。どっかのおやじさんが直径15センチくらいの絵皿の値段を係の人(ギャラリー経営者の人が代理店的に販売してるみたいだった)聞いてたんだけど、35万円だと言われて上向いて「ホフホフ...」言ってた。買えないよ、買わないよ。ちなみに色紙は一枚1万円。さらなるおまけでやってた彬.妻の池波志乃(女優)の書画展の方は、なかなかどうして、素直に良かったでした。
どうなんだろう、山形という田舎ではこの手のアートは人気あるのかね?柳宗悦がこの民藝運動の中で言ってるのは、“生活用品の中の美(普段使ってるものの中にも素敵なものって結構あるよね的思想)”なんだけど、この山形とかだと、まだ古いおうちではフツーに使ってる物もあるレベルの話で「美術品」と格付けられるかもしれない勢い。まあそんな雰囲気なので、ピンときた方、興味がある方は行って見て下さい。
しかし、彬のおかげで、民藝気分はまるつぶれ。わびさび、とか、趣、とか、せっかくじんわり湧き出た癒しの泉も、なんか枯れたはなー。
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火曜日, 3月 30th, 2004
あまり前評判で話題にならなかったけど、公開するやいなや、「韓国で時効前の未解決連続殺人事件が映画化」とワイドショーやニュースでとりあげられ始めた。昨年からの韓国映画ブームの中で、太鼓判の面白さが噂されながら今もなお地方のミニ・シアターで巡回上映されている『ほえる犬は噛まない』の監督・ポン・ジュノの新作。『ほえる~』はビアウェブでも度々紹介してきたんだけど、実は私もまだ観れてない始末。東北ではまだやってないし、やる予定もないみたいだしね。で、デビュー作はご近所ドタバタ系ブラック・コメディーだったんだけど、この新作『殺人の追憶』は、実際にあった未解決事件を扱った本格ミステリー。時効を迎える前に映画化しちゃうなんて、なんとも大胆、しかしそれほどの自信作なのだと思います。
●山形市・ソラリスにて上映中、、、
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火曜日, 3月 30th, 2004
素晴らしい奇跡というのがあるのならば、私にとってはこの喫茶店に出会ったことがそれにあたるのでしょう。24時間営業。行き届いた(しかしプライベートの空間を忘れない)サービス、ばさまとじさまの笑顔のもてなし。私は持参した中里介山の「大菩薩峠」全22巻を一週間椅子に座りっぱなしで読了することができました。その間オーダーは珈琲1杯!まるで貴重な時間でした。
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火曜日, 3月 30th, 2004
泊まったホテルは六本木。
と言っても、JRの格安パックで行ったので、駅から15分くらい歩く並のビジネスホテルですけど。朝、渋谷の映画館でモーニングショーを観る為に早めにホテルを出なければいけなかったんだけど、なにせ平日だったもので、通りはトーキョー・リーマンがぞろりぞろり。電車も混むかなあと憂鬱にトボトボ歩いて駅へ向かうも、予想外に混乱には巻き込まれず。早いと言っても、もう9時はまわっていたからね、世の中の人たちと完全に逆行しちゃってるなあとか考えながら、一路渋谷へ。
(→写真は映画館・ポレポレ東中野を中央線東中野駅ホームより撮った画)
●二日目
○『ヴァイブレータ』
at シアター・イメージフォーラム/10:00
廣木隆一監督(『東京ゴミ女』)の作品ということで、私は個人的にかなり前から期待していたのだけれど、寺島ブームで思わず話題作になってくれたおかげで、東京でもいまだにモーニングで残っていて、観ることができました。
「精神科に行きたいな、精神科に行ったらちょっとは気持ち、楽になるかな」
と、一度でも思ったことがある人は、かなり共感できるお話だと思います。また、ひとりでコンビニに行って、無意識にひとりごと言ってて、気づいていきなり焦った、なんて経験のある人もずっしり重くキます。
まあ、私なんですけど、ね。
でも、そんなに精神面病んだ経験もないって人でも、最近の邦画では珍しい「男と女のゆきずりロード・ムービー」として十分にドラマを楽しめるんじゃないかな。
特筆すべきを言えば、とにかく撮影が素晴らしい。トラックの並走のカメラなんかもなかなかドキュメンタリックでよかったし、空撮が効果的に使われてて、実際は小旅行なんだけど、「彼女にとっては大冒険なんだ」ってのを、その映像のスケール感でうまく見せてた。たった二週間で撮影した映画の映像だというリスクはまるで感じられないのが、この映画の凄さのおまけかな。と、調べて納得。撮影は最近注目されてる鈴木一博(『blue』)だった。
寺島しのぶが素晴らしいってのは、散々語られつくされてるので、やめときます。
でも、ほんとにすごい。『赤目~』とはまた違った、というかまるで別人、それぞれ全身全霊演じきってます。思ってる以上に激しいHシーンにも度肝抜かれます。車の中だしね。
素晴らしい映画でした、ただ朝一発目には激しすぎたかも、、、
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○『ヴァンダの部屋』
at シアター・イメージフォーラム/12:00
これはドキュメンタリー。
2001年の山形映画祭で最優秀賞を受賞した作品で、そのとき私は見逃したので良い機会だと見ることにしたのだけれど、、、この映画は賛否両論なんだよね。それは観る前から知っていて、さあ自分はどんな気持ちになるのかしらんって期待と不安を抱えて挑んだわけだけど、3時間の間、ほぼ同じカットが何度か繰り返し出てくる、ってだけの映画なんですよ(笑)。いや、←(涙)の方が適切かも。正直、3分の1くらい寝ちゃいました。でも、「はっ」て焦って起きても、まだ同じ状況で同じ人たちがごさごさしてて(笑)、みたいないろんな意味で不可思議な映画です。
簡単に解説すると、ポルトガルのドヤ街にヴァンダってオンナノコが暮らしてて、その街は近々都市開発のためになくなる予定なんだけど、でも、仕事もお金もない人たちが暮らしてるから引越しもできなくて、だから住民はいつかくる立ち退きをただただみんな家の中で待ってる、というお話。まあ、みんなすることないので、ラリってるんですよ。ドキュメンタリーなのでまじラリです(笑)。で、ヴァンダは売人で、みんなヴァンダの部屋に葉っぱ買いにやってきて、そこでの会話などを中心に、監視カメラのように無感情なカメラがただ風景的にそれら人々を映し出す、、、というそんな感じでしょうか。
(ほんとはもっと奥深いらしいですが、私にはこの程度しか語れませんので)
好きか嫌いかって聞かれたら、嫌いな映画だと思うんだけど、映像がぞくぞくするほどスタイリッシュだし、むしろこういう映画って「体験」なんだと思うんだよね。嫌な気分になることも、それは映像に力があるから気分害されてるわけだろうし。そういう種類の「嫌な気分」。だから、観てよかったとは思います。
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○『悪い男』
at 新宿武蔵野館/16:15
今はほんと韓国映画ブームなんだね。このレベルの映画でも会場はまあまあ混んでて、『ラブストーリー』とか『オアシス』なんかはどうなっちゃってんだろ?
この映画は、韓国の“吉原”みたいなところの、あるヤクザとそいつに売春婦にさせられた女子大生の、いびつだけど美しい恋愛の物語。ヤクザ男がフツーのオンナノコに惚れちゃったことから、ふたりの人生がごろごろ転げ落ちていくっていうありがちなお話なんだけど、韓国映画ってだけで、純粋に泣けちゃうのはなんでだろ?日本映画でやったら「今どきこんな話」ってなべたさなんだけど、こちらは無性に切なくてね、泣けました。ひょっとして「冬のソナタ」とかが泣けるのと関係あるかも?
あと、ほんとのところはわからないけど、韓国の売春街はパステルなハレンチ・カラーでいろどられてて、かわいい感じでした。売春婦のおねえさんたちも、カラフルなカツラとかかぶって、フリフリのネグリジェでキュートな感じ。
あれ、ほんとあんななんだ?だれか知ってたら教えて下さい。気になるぅ~。
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火曜日, 3月 30th, 2004
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火曜日, 3月 30th, 2004
まだ週末の疲れがとれない、のに今はもう火曜の夜かあ。そんなことを含め、最近お気に入りのヴィーゴFMを聞きながら、憂鬱なことをいろいろ考えてた。
先週末、親しくしていた友達が山形のアパートから某北村山郡の実家に引き上げてった。で、その引越しの手伝いを、金曜の夜からヤマダ(ビアのウェブ管理人)とまちわびで行って来たのだけど、常にお邪魔していた時には、男のくせにきれいに暮らしているなあと感心していたのだけど、いざ掃除などをごりごり始めると、意外に頑固な汚れとかあってまいった。特に、やはり、水周りだね。
ペンネームで言えば出口くん。
まちわびは出口が100円ショップで購入したという大きな消しゴムみたいな物体で、流し周りの掃除を指示された。水を含ませて汚れ部分をこすると、水垢でもあぶら汚れでもみるみる落ちる!初体験だったもので、ひどく感激して、まんまと「落ちる!落ちるよぉー!」と叫びながら、すっかりごしごし励んでしまった。
100円ショップって、伊藤家ネタを商品化しちゃったみたいな、アイデア商品がたくさんあるんだそう。あまり行かないのでわからないのだけど、出口はどうやら好きらしく、引越しの荷物の中にもそんな商品が様々あった。男で珍しい趣味をしてる。
まちわびが明日まで働いている(未来形)職場のとなりに、「日本発明協会」なる団体が存在する。時々「発明無料相談会」をやっていて、大きな荷物を持ったおはさんたちがやってきて、特許申請のやり方などを聞いているようだった。山形にも発明ババアは意外にたくさん存在するのだなあと、かなりの興味有り気顔でよく覗いたものだった。
やはり日本で一番たくさん有名な特許を持っているのは、ドクター中松らしいと聞いた。
出口は物への執着があまりにもない。思い出がついてこないものは、特にいらないらしかった。ばあちゃんに買ってもらったテレビデオは持って帰った。なので、ほとんどの物という物を、友人にあげてしまって、引越し屋が持っていくものは意外に少ないことが、当日判明(笑)。ヤマダはレコード棚を、まちわびはコンポやら服入れクリアボックスなどをいただいた。謝々!まあ、これがあるから、二日間に渡って引越しを手伝ったってのもあるわけなんだけどね(笑)。
でも、引越しそばを食べたり、へとへとながら実はかなり楽しんだ。
だけた食堂、万歳!
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火曜日, 3月 30th, 2004
via Web: BBSを付けました
東京の六本木ヒルズで男の子が回転扉に挟まれて死亡した事故が起きましたが、自動式の回転扉に挟まれたり転倒したりする事故が全国でこれまでに61件起き、少なくとも39人がケガをしていたことがNHKの調べでわかりました。
NHKニュース
使えば危険だから使いません。それでは車は危険だから販売しません。というのと同じなのでは?
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