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忍者の金庫番machiwabiの日記。金庫番という一般的には堅めな役割の割には、どんぶりで、それでいて時にナイーブな一面も見せるmachiwabiが綴る酔っ払い日記。


競争相手は馬鹿ばかりの世界へようこそ

投稿者
machiwabi
投稿日時
2010年02月09日 10:54PM

犬マンションのごみ置き場に住み着いている野良猫一味がいて、わたしらが「親方」と呼んでいるボス猫が最近大分弱ってきていることが気になっている。晩ごはんの残飯をどうせごみになるしどうせごみあさられるのだからと、最近は晩ごはん後に彼らに与えに行くのだけど、鮭の皮なんかをいつものあたりに置いてしばらく少し離れたところから見ていたら、一番近くにいる親方は近づいてこず他の若い連中がやってきてあっという間に食べてしまい、そのあとで臭いだけ嗅ぎに親方が近寄ってきていて、その関係性がとても不思議に思えてますます興味津津。ボス猫がボスでなくなる瞬間て、衰え方?年齢?それとも喧嘩に負けた?競争社会は猫も人間も変わらない。大した理由なんかないけどなんとなくそんな状況になっちゃうこともあるんじゃないだろうか?

キネマ旬報の2009年ベストテンが発表されて、仕事柄新作を見る機会がどうしても減っていてベストテンといっても観ていない作品が多いもので「ふふーん」といった感想しか持てないのだけど、たまたま新文芸坐で観た『空気人形』と『ディアドクター』はベストテン入りしていて、2本ともどうしても好きになれず、というか全く気持ち乗れず、逆に新作をどんどん観たい衝動が高まっている。特に『ディアドクター』は、はじまり方もおなじみの西川流、お話的にはものの10分でラストを見通せる「猿でもわかる」、例えるなら同じ気持ちになった観賞経験といったら『NANA』のあれと同じような感情がこみあがって、疲れていたから寝てしまいたかったけど寝ることもできず、そうなるとすることといったら荒さがしばかりなりで、そういう自分にも自己嫌悪抱くし、ああなんで?私が悪いの?この映画が悪いの?やっぱり観に来た私が悪いのか、とにかく最悪な気持ちに陥ってしまってそれはまさに「絶望」。しょうがないから帰り道西武の屋上のうどん屋で寒空の中おろしうどん食べて夕焼け見て冷静さを取り戻して、帰宅した。

映画と小説(お話)の「おもしろい」は、私は全く違うと思っていて、お話なんてさておき「もうこれは映画以外のなにものでもない」という作品によりひかれる趣味的傾向もあるもので、そう考えると世の中でよしと言われる映画は自分には合わないのかなあと、かっこつけてとんがっていうわけではなく、悲しいかな本心として、そういう思いにたどり着いた今日この頃。人は人、自分は自分。1億人がおもしろいと言ったって自分がおもしろくないのならその映画は所詮自分の中では「その程度」。

しょってるぅー!

それにしても、このところ少し無理してフィルムセンターや新文芸坐通いを再開していて、やっぱり映画は見るのが一番、そしてフィルムセンターや新文芸坐があれば他の映画館なくなってもそう困らないなというシンプルな心境、なんだか小さな幸せの境地に辿り着けたなという、ちょっといい気分状態。

しょってるぅー!

・『暗黒街の美女』鈴木清順
・『ディアドクター』西川美和
・『空気人形』是枝裕和

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