写真に想い出が寄り添い、想い出に写真が語りかける。そんな一枚の写真から生まれる物語を叙情的に綴ります。
水戸を歩く8
- machiwabi
- 投稿日時
- 2004年07月03日 6:34PM
偕楽園の中には好文亭(こうぶんてい)という建物があります。歌を詠み、お茶を点てるなど、いわば斉昭公のリラクゼーション・スペースとして建てられた建物です。
以前一度私はこの建物を訪れたことがあったのですが、この建物、丘の端に位置しているので下に広がる千波湖を一望出来る抜群の絶景なんです。
加えて、湖側から吹き上げる風がとても気持ちが良かった思い出があります。
歩き続けていたので、少々疲れてきた我々。いくら偕楽園が外界よりも涼しいとはいえ、やはり暑さはこたえます。
「好文亭に行きましょう。あそこの3階からの眺め最高っ!で風が吹いて涼しいし!」
というわけで入館料190円を支払い、好文亭に入場しました。
2層3階の建物には厠(トイレ)、茶室などの「日本の伝統建築」を思わせるものもあれば、食事を運ぶエレベーターやレールがない雨戸などアイディアいっぱいの“ガジェット”もところどころに光っていて、なかなか「斉昭やるなぁ」といった感じです。
さて、最上階、戸は四方全て開けられており、予想通り涼しい風が流れていました。
「通路では立ち止まらないで下さい」
と標識が立てられているにも関わらず、座り込み千波湖および丘の下に広がる緑いっぱいの公園をぼーっと眺める我々。
多分徳川斉昭もこんなふうに時間を過ごした時があったのかもしれませんね。
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