忍者の金庫番machiwabiの日記。金庫番という一般的には堅めな役割の割には、どんぶりで、それでいて時にナイーブな一面も見せるmachiwabiが綴る酔っ払い日記。
恋におちたら
- machiwabi
- 投稿日時
- 2009年07月28日 12:26AM
恋は惚れたもん負け。だから必勝のためにはなるべく惚れないように相手を自分に引き寄せる努力が必要だ。そう考えるとだれもがストーカーであらなければ勝てないのだけれど、所詮惚れるなんてことは迷惑行為と紙一重、というかむしろ迷惑行為のはじまりなのだから、裏腹なのはしょうがないと思う。いつか「迷惑です」と頑見で言われたり警察に突き出されたりして「負けたー」という決着がついてしまったとしても、人間として生きてる限りしょうもない勝負は延々と続くのだ。
恋について考える。
夏だから?
夏だからと職場の学生男子が無駄にちゃらちゃらしているから?
いえいえ、連日成瀬映画ばかり見ているから!
成瀬映画を見ていると、しょうもない恋にあこがれて、しょうもない男に恋焦がれたくなる。しょうもない男とずるずるになっている自分に酔いしれてみたくなる。それが女冥利につきる生き方なのではないかと錯覚する。成瀬映画は麻薬のようにじわりじわり効いてくるのでうら若き女子の連続鑑賞はすすめられない。
基本夏は静かにじっとしていたい方だから恋もしないしお出かけもしない。ガンダムなんて見に行かない。でも家にいても暑いだけだからクーラーきき過ぎの職場に毎日出勤して働いていて若干クーラー病=どっぷり夏バテ中。
夏バテしている間に誕生日がきて、またひとつ年をとった。この年になると心奪われることというのは稀になってしまうのだけど、久々心奪われた宮古島の音楽。
宮古島=ミャーク!
同居人3人でライブを見に行ったのだけど、私は予習もろくにせずにいったものでどんなものかも予想もできず(同居人はワールドミュージック好き)、正直期待はそれほど大きくなかったのだけど、開始3分でその神聖な雰囲気といい93歳のおばあたちのなんともえいない年季の入った歌声といい、感激の涙止まらず。なんだか素晴らしい体験だったけれど、神事で歌われるものがおおいというのもあるのか、その宗教的ともいえる異様な高揚感漂う雰囲気にあてられたというかあたってしまったというか、ああいうのはあぶない気分だなあと思った。泣いたりした自分が心配。熱さえでるかと思った。帰り道はボーっとしてしまって夢のまにまに。
33歳の夏に思わぬ体験とめぐりあったもんだ。
たとえば私にとってのこの夏のミャークのように、何かにすっかり心を奪われてそのことばかり考えてしまう状態というのは、恋する気持ちまさにそれ以外に例えようもない!
職場でアイドルの常連のおじいさん。毎日「昨日はこんなことがあった」「今日はこないね」「そういえばこの前こんなことがあった」と話題集中。確かに見ているだけで癒されるし(=安心感)愛すべき奇行に惑われるし(=意外性)、まさに恋に落ちる絶対条件満たしているのかもと思う。しかしこれほどにわたしたちが夢中であることにおじいさん本人は知るはずもない。きっと人生最後のモテ期中なのにざんねん!
30代の女たちが80歳前後のじいさんを取り合う職場で、この夏は恋の火花を散らすのだわたし。成瀬映画的色恋沙汰に身を落とすにはまだ早すぎるお年頃。
・『乙女ごころ三人姉妹』
・『女人哀愁』
・『まごころ』
・『山の音』
・『放浪記』
・『お国と五平』
・『斬る』
・『地獄』
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