ひむがしの蔵王の山は見つれども

斉藤茂吉のイラスト少し前の話になるのだけれど、ゴールデンウィーク中に裏山に登った。
子供の頃はよく山で遊んだものだが、足が遠のいて幾星霜。
私も年をとった。
自然を愛する余裕が生まれてきたのかもしれないのだが、最近緑が恋しくてしょうがない。

「森に入ろう、生きる自然を丸ごと満喫しよう」と突然思い立ち山へ向かった。

裏山とはいえ一応山。
天候はとてもよかったのだが、一度日陰に入ってしまうと急激に肌寒くなる。風邪気味だったのが悪かったのか、体が熱っぽくなってきて、あんまり良い気分ではない。

頂上までの道すがら各所には、地元有名人の歌碑が配置されている。歌碑の前には、地元有志の人手作りの似顔絵看板が設置されていた(これは前にはなかったものだ)。

ひむがしの蔵王の山は見つれども
きのふもけふも雲さだめなき
BY 斉藤茂吉

街を望めば、平地の向こうに聳え立つ山・蔵王山。どっしりと郷土を見守るかのようなその山並みに対し、掛かる雲はいつもふらふらと流れている…。あぁ!まるで根無し草の私のようではないか! 死にたいなぁ…。
そんな意味だろう。

※斉藤茂吉は山形が生んだビックネームの一人で歌人。(日本の詩歌(3)斉藤茂吉)

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